年内最後の大一番!第7回北辰対策のポイント

先日実施された第6回北辰テストを終え、いよいよ年内実施予定の模試は、実質的に第7回北辰テストを残すのみとなりました。

そしてそれは、特に私立高校志望者にとって、確約獲得に向けてのチャンスがあと1回になったことを意味します。

私立高校説明会シーズン!確約獲得フローを再確認

ここまで順調に推移してこれたという方も、あるいは最後に大逆転を期する方も、悔いのない受験シーズンを過ごすために、この11月をいかに過ごすべきかのポイントを再確認しておきましょう。

英語
  1. 文法面は「分詞」が新出テスト範囲。文構造の把握が大きなポイントに。
  2. 選択問題組は英作文対策がMUST!
出題形式としては公立高校入試を模したものになっている為、大問構成などはこれまで通りになる模様。
ただし、文法的には分詞が登場することで、一文が長文化し、文構造への理解度が結果を左右する可能性が一層高まる可能性。
なお、「関係代名詞」はテスト範囲外。
数学
  1. 図形分野に「相似」が登場。但し中点連結定理まで。相似な図形の計量は範囲外。
  2. 選択問題組は計算や小問などの基本問題を確実に押さえておくこと!
大問2における方程式の文章題が長文化していることをはじめ、関数や立体図形、規則性等々、数学的思考力を問う出題傾向が強まっている。
全国的に見ても高難度な埼玉公立高校入試を模していることもあり、応用問題突破以上に、むしろ取るべき問題を着実に取りきる手堅さが、結果を出すうえでの条件。
国語
  1. 文字数が増加傾向。また「当てはまらないものを選べ」といった出題もあり、時間対策が重要に。
  2. 全科目中最大配点の作文で高得点を叩き出すことが上位進出の条件。
他科目のような“テスト範囲”があるわけではない為、問題構成や難易度などに回ごとの顕著な変化はない傾向。
ただし、だからこそ平均点は高めに出る傾向があり、配点の大きな作文や、取るべき漢字問題などで失点を重ねると致命的。
理科
  1. 資料の量が激増!問題から適切に情報を読み取る練習が不可欠。
  2. 物理分野で「運動とエネルギー」が新出。公式類の確認とともに、正確な計算処理を心がけよう!
本年の公立高校入試において、最もインパクトのあった変化の一つが、理科における資料量の増加。
特に化学分野は、実験が3部構成になるなど複雑化しているため、対策は不可欠。
社会
  1. 公民分野から「三権分立」について新出。
  2. 記述式問題の出題比率や配点比率が増加傾向にあるため、記述練習は怠り無く。
理科同様に、資料の量が増加傾向にあるのに加え、例えば地理と歴史、公民等、単元をまたぐような問題も増加傾向。
また、説明記述させる問題も増えているので、一問一答形式の安易な知識の詰め込みは通用しない。