時事通信vol.4 知られざる日本の“象徴”の姿。天皇にまつわるトリビア3選

時事を制する者は試験を制す?

時事問題とは一般的に、日本や世界の主要な出来事について考え、答えを導き出す問題のことを指します。
この時事問題、実は近年、入試や学校のテストにおいて出題される傾向が高まっているのです。
18歳選挙権、朝鮮半島問題等々、身近な出来事について、少なくとも説明し、自分の意見を述べることができるようにしておくことが、試験の結果に直結していくのです。
今回は、5月の即位と改元、そして来る22日には「即位の礼」が執り行われるなど、天皇代替わりに伴う各種の儀礼が立て続いていることに関連し、天皇にまつわるトリビア3選をご紹介します。

天皇と呼び出したのは40代目になってから!?

万世一系とも言われ、今上で126代に渡って脈々と受け継がれてきた天皇位。しかし、「天皇」という称号が用いられるようになったのは、意外にも7世紀後半、40代天武天皇の頃とされています。

その後、701年「大宝律令」において、ようやく法制化されるに至ります。

それ以前にも文献に天皇という表記は見られるものの、「大王」「天子」など他の表記と併用されており、定まってはいなかったようです。

“平成天皇”“令和天皇”と呼ぶのは超失礼!?では、なんと呼ぶ?

かつての明治天皇や大正天皇、昭和天皇という呼称も、実は全て“おくり名”であり、存命中は今上(きんじょう)とお呼びすることが一般的。ちなみにおくり名ということは、後々平成天皇と呼ぶことになるかどうかさえ厳密には確定事項ではないのです。

また、天皇をはじめ皇族の方々には苗字もありません。学校で先生はどう呼んでいたのでしょうか?「コラ陛下!立っていなさい!!」・・・言ってみたいですね(笑)

皇族はなぜ学習院?

学校と言えば、皇族はなぜこぞって学習院なのでしょうか?実は学習院は、江戸時代末期、そもそも公家の教育機関として京都に設立され、第2次大戦が終わるまでは宮内省の管轄だったという経緯があるのです。

近年は学習院以外にも進学される例も増えていますが、その起源から、ある種の既定路線にもなっているのでしょう。