集団v.s.個別 アナタはどっち向き?

2学期を迎え、中間テストや期末テストといった現実を意識し始めると、特に中学1年生や2年生の中には「そろそろウチも塾通いを考えなきゃ」というご家庭が多いことと思います。

しかし、塾にも様々な指導形態があり、またそれぞれの塾にそれぞれの特色があり、どういった観点で選べば良いのか悩みどころです。

そこで、代表的な指導形態である集団指導と個別指導の違い、そして塾選びのポイントについて整理してみましょう。

集団指導と個別指導、違いを整理!

価格

コチラは断然、集団指導の方がお得になります。理由はシンプルで、一人の講師が受け持てる人数が多いからです。

逆に個別指導の場合は、一人で受け持てる人数が少ない、つまり少ない生徒数で講師のお給料をまかなわなければならないイメージで考えれば、どうしても割高になりがちな理由にも合点がいくと思います。

ただし、指導形態に関わらず、教材費や施設利用料といった名目で授業料以外にも請求されるケースがありますので、「結局のところトータルでいくら?」といった点はしっかり確認するようにしましょう。

指導内容

柔軟性という観点で見れば個別指導、カリキュラムの正確な進捗にフォーカスすれば集団指導にそれぞれ優位性があります。

個別指導は一人の講師が担当する生徒数が少ないため、個々の特性や課題に応じた柔軟な指導が可能になります。ある程度長期的なスパンで方向性は定めつつも、毎回の授業はかなり柔軟に、あまりカリキュラム設定をしていないという塾も多くあります。

逆に集団指導の場合は、生徒一人ひとりというよりもクラス単位での運営を考慮する必要があるために、学習内容も進捗ペースも、カリキュラム通りに進めることを優先することになります。

苦手科目対策が目的だったりマイペースなタイプには個別指導、得意科目を伸ばすことが目的だったり予習復習などの学習ペースを重視するタイプには集団指導といった考え方で検討してみましょう。

その他

部活や習い事で忙しい、あるいは不定期に何らかのスケジュールが入りやすいという方は、個別指導がオススメです。

上述のとおり、集団指導はクラス単位での運営を考慮する必要があるため、お休みに対して柔軟な対応ができず、休んだ分だけ学習進捗に遅れが生じる懸念があります。一方で個別指導塾の多くは、休んだ授業を別日時で実施する振替制度を導入しており、一定の学習機会を担保できるようになっています。

ただし個別指導の振替制度も、その場合は担任ではない講師が担当することになるケースもあるため、それぞれにメリデメはあります。学習ペースを維持するためにも、もちろんお金を無駄にしないためにも、きちんと定期的に通塾が可能なのか、難しいのか、そういった観点でも検討するようにしましょう。