学年上位のアイツはどうしてるの?部活と勉強の両立ノウハウ

勉強と部活の両立。多くの中学生が直面することになる永遠のテーマと言えるでしょう。しかし、疲れて寝てしまったり遊びに夢中になって、勉強は二の次三の次となる子もいる一方で、着実に成果を挙げ続けている子がいることも事実。

疲れていることも、もっと遊びたいと思っていることも共通であろう二者の間には、どのような差があるのでしょうか?

今回は、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾の講師陣に、自身の中学時代に勉強と部活を両立するためにどういったことを心がけていたのかインタビューしました。成功者の至極のノウハウ、まずはマネすることから始めてみてはいかがでしょうか?

Voice① 毎日基礎的な練習だけは欠かさないように!

毎日何時間もできれば良いのでしょうが、部活でヘトヘトな時もありますし、どうにも気持ちが乗らない時だってあります。なので、あまり何時間も重たいノルマを自分に課すというよりは、20分でも30分でも良いので、毎日“ゼロ”の日だけは作らないように心がけていました。
特に、漢字や英単語、計算練習など、各科目において基礎となる内容を中心に、ダラダラやらないように20分とか30分とか短めの時間でやることを決めてやっていました。
また、特に英単語の練習をする時には音読しながら練習していました。暗記効果が高まることはもちろんですが、さすがに声を出しながら寝ることはないので眠気対策としても効果的だったと思います。(H先生)

Point!
  • 1日20~30分でも良いのでやらない日はつくらない。
  • 漢字や英単語、計算練習などの基礎トレーニングを重視。

Voice② 平日は勉強、週末は遊ぶと明確にルールを決めていた

土曜は部活の練習試合が入ったり、遠征で朝早くなったり・・・とにかく疲れることも多いですし、家の雰囲気的にも勉強できる状態じゃなかったので、割り切って休みにしていました。友達との約束も週末に集中して入れるようにしていましたね。
その代わりに平日は、学校や塾の宿題はもちろん、予習や復習にと、真剣に勉強に取り組むようにしていました。
また、1日の中でも「ご飯のあとは計算練習」「寝る前に英単語」と日常の中に日課として組み込むことで、面倒だからサボろうとしても、逆にやらないと気持ち悪くなるように仕向けていきました。(K先生)

Point!
  • 平日は勉強、週末は遊ぶ日と、明確にルールを決めていた。
  • 1日のどのタイミングで何を勉強するのか日課化。

Voice③ 完全にスイッチを切り替える

家だと自分の部屋にはベッドがあるのでついゴロゴロしてしまいますし、リビングではやっぱり家族がゴロゴロしているので勉強できる状況になく。なので、家では休む、勉強は塾の自習室に行ってやるという具合に、完全にスイッチが切り替わるよう環境を変えるようにしていました。
環境を変えると気分も切り替わりますし、塾に行けばもう勉強するしかないので、自分にはこの方法が一番でした。
また、この考え方は中学卒業後も同じで、時間を惜しむようにやってもダラダラしては意味がないと考え、電車での移動時間は寝る時間と割り切って、勉強は全て自習室で集中してやるようにしていました。(G先生)

Point!
  • やる場所を決めて気分も環境も切り替えるようにする。
  • 休むときは休む!

こうして見ていくと、「明確なルール」をつくり、そしてそれを実行するという、一つの傾向があることが分かります。
ずっとガリ勉を継続するわけではなく、最低限守るべきルールと、それを守り続ける理性こそが、成績UPの一番の秘訣なのかもしれません。