夏休み目前!ということで「遊びに行こう!」「部活を頑張ろう!」と息巻いている方も多いのではないでしょうか?しかし、40日以上にも及ぶ長期の休み。勉強から離れっぱなしの頭では、いざ2学期が始まった時についていけず、出遅れの原因になりかねません。
そこで、夏休みの間に成績ダウンの伏線を張ってしまうことのないよう、「宿題への取り組み方」をテーマに夏の過ごし方を考えてみましょう。まずは良くある“夏休みの宿題への取り組み方2大NG”と、その理由について検証してみましょう。
NG① 夏休みに入って1週間以内に全部終わらせてしまう
筆者の周りには「夏休み“前”に宿題を終わらせて夏を満喫していた」なんてツワモノもいましたが、典型的なNGです。
学校の先生が夏休みの宿題を出す理由を考えてみれば明らかで、1学期に勉強をしたことを忘れてしまわないように宿題を出しているのです。にも関わらず、夏休み序盤に全て終わらせて、結局1ヶ月以上の間を遊んで過ごしてしまえば、2学期を迎える頃には学習内容がリセットされてしまっているということになりかねません。
NG② 夏休み最後の3日で一気にラストスパート
筆者はこっち派でした・・・が、もちろんNGな取り組み方です。
上記NG①でも触れているように、夏休みの宿題は1学期の学習内容を忘れてしまわないようにするためのものです。ところが散々後回しにした後にまとめてやろうとしても、その頃には学習内容もスッカリ抜け落ちていてサッパリ・・・というオチになりかねません。
思い当たる、あるいは冷や汗が流れたという方もいるかもしれませんね。では、改めて、どのような方法で夏休みの宿題に取り組めば良いのでしょうか?この問いに対する回答は実にシンプルで、「毎日コツコツと決められた分量をやっていく」のがベストです。
例えば数学の宿題が40ページ相当ならば、1日1ページ程度のペースで。英語の宿題が10単元ならば週に2単元ずつのペースで。特に英語や数学といった積み上げ型の科目は、1学期の内容がそのまま2学期の学習内容につながっていきますので、しっかり学習内容が脳内に定着するよう、できれば大きな空白期間は作りたくないもの。極力一定のペースで取り組み、学習内容が抜けてしまわないようにしたいものです。一定のペースで学習を継続することの重要性については、脳の記憶能力も大きく影響していますので、以前の記事も是非チェックしてください!

例えば受験生にとって夏休みは“受験の天王山”とも言われるほどに、長い夏休みの過ごし方で未来は大きく変わってきます。受験生に限らず、最低限の規律と目的意識を持ち、計画的な宿題の取り組み方を通して2学期への備えをしていきましょう。