今、子ども達のネット依存が深刻化している!

ネット依存とは?

ネット依存とは、インターネットに過剰に依存し、日常生活等に支障をきたす状態のことを言います。近年ではスマホの普及により、依存症の低年齢化が進むなど、この問題はより深刻になっています。2013年の厚生労働省の調査では、ネット依存症といわれる中高生は国内の約8%に相当する推計51万8000人にものぼるとされていますが、現在ではさらに増えていると推定されています。

子どもがネット依存症に陥ってしまった場合の影響としては、睡眠障害等による健康面の影響や、勉強に充てる時間が奪われることによる学力の低下が懸念されるだけでなく、最悪の場合、犯罪や金銭トラブルを引き起こしてしまう可能性も指摘されています。

最悪の事態を招かないためにも、まずはネット依存の実態を知り、子どもの現状を親子で認識することが大切です。次のチェック項目の内、一体いくつ当てはまるのか確認してみましょう。

ネット依存度check
  • インターネットに夢中になっていると感じるか。
  • 満足感を得るために、ネットを使う時間を長くしていかなければならないと感じるか。
  • 使用時間を減らしたり、やめようとしたが、うまくいかなかったことが度々あったか。
  • ネットの使用をやめようとした時、落ち込みやイライラなどを感じるか。
  • 意図したより長時間オンラインの状態でいるか。
  • ネットのため、大切な人間関係や学校、部活のことを危うくしたことがあるか。
  • 熱中していることを隠すため、家族や先生にウソをついたことがあるか。
  • 嫌な気持ちや不安、落ち込みから逃げるためにネットを使うか。
※5つ以上に当てはまる場合、「病的な使用」と診断されます。

ネット依存に陥る原因

当然ですが、スマホやアプリの開発者は、利用者にできるだけ長い時間利用してもらおうと考えます。つまり、スマホやアプリはそもそも依存性が高くなるよう設計されているのです。

いつでも肌身離さずスマホを持ち歩くことが当たり前になった現在の子ども達にとって、最も身近なアイテムが高い依存性を持っている環境。依存症に陥ってしまうのも、ある意味では自然であるとも言えるかもしれません。

子どものネット依存を防ぐために、親としてできることは?

もちろん、ネット依存は「依存」と名の付くものですから、子ども本人に精神的弱さがあることも一つの要因でしょう。ただ、子どもの本音としては「他に夢中になれることがないから」ということも理由としては大きいようにも思われます。

例えば、スポーツに夢中になっていればスマホを触らずに運動し、ピアノに夢中になっていればピアノの練習をするでしょう。同様に、スマホにはSNSやゲームをはじめとして、子どもが夢中になりやすいコンテンツが存在します。つまり、スマホ内のものに夢中にさせるか、スマホ外のものに夢中にさせるのか、これが、ネット依存やスマホ依存への一つの分岐点になるのです。

親としては、子どもに様々なものに触れさせ、体験させ、好きなものを見つけさせることが重要です。身近にスマホよりも優先順位の高いものを見つけさせると、ネット依存の予防として効果的です。例えば、きっかけとして習い事の時間を設けることも、スマホから離れる時間を作ることができるので、一つの対策となります。

子どもは好奇心が強いので、禁止されるほど興味が沸く側面もあります。ただ闇雲に禁止をすることが、必ずしも効果的な策だとは言えない場合もあるのです。また、スマホが便利な機器であることは間違いがなく、そのマイナス面だけに目をやって使わないというのでは、チャンスを無駄にすることにもなり得ます。ネットやスマホに「依存」するのではなく、むしろそれらを「活用」していくことも、忘れてはいけない重要なことです。

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