大学進学を機に親元を離れて一人暮らしを始めるという学生は、とある調査によると全体の約4割もいると言われています。そして、そのうち1割強が選択しているのが学生寮という形態です。
今回は、こだわり塾講師陣の中で唯一の寮生活者である山下先生に、大学生活の様子や寮生活の実態を聞いてみました。保護者世代の寮に対するイメージも大きく変わるかもしれませんよ?
profile

出身:愛知県
担当教科:英語・国語
特技:生まれながらのイケメン
マイブーム:服のリメイク
小さい頃の夢:おもちゃ屋さん
山下先生の1日

大学の象徴でもあるボアソナードタワーです。ちなみに冒頭の写真は日本史の授業風景です。キャンパス全体で見れば、やっぱり東京に出てきた感はありますが、教室に入ってしまえば高校までの授業風景とそんなに変わりません。

学食の「とりからディッシュ(400円)」です。午後の授業に向けての憩いのひと時です。

ここからは自由時間なので、夕食を食べたり寮の友人と話したりしています。
ちなみに食堂の片隅になぜか筋トレマシンもあるので、その気になれば運動することもできます(僕は絶対にしませんが笑)
また、各階に共同のキッチンもあるので、その気になれば自炊することもできます(僕は絶対にしませんが笑)
interview
寮生活を始めるに至った経緯を教えてください。
都内の大学に進学が決まり、出身が愛知県なので上京する必要がありました。アパートを借りて一人暮らしという選択肢もありましたが、それでも学生寮を選んだのは、料理を作るのが苦手という理由からです。1人暮らしをしたら、毎日3食コンビニ、しまいには面倒臭さに負けて食事を抜いてしまう未来が見えたので、食事の提供がある寮を選びました。
学生寮の食事のシステムはどうなっているのですか?
昼は大学の学食があるので、寮では(月曜〜土曜の間)朝晩の食事が出ます。メニューは月ごとに変わるので、子どもの頃の給食みたいに「今日は何かな♪」という楽しみはあります。
食事は美味しいですか?
はい!特にカレーが好きで、そういう日に限ってこだわり塾勤務の日で食べ損ねたりすると、次のカレーの日まで悶々とした日々を過ごすことになってしまいます。
セキュリティーはどうですか?
寮と言っても、実際にはワンルームの集合体のようなイメージで、第三者は入れないようになっているので、プライバシーもしっかり守られています。
友達や彼女を泊めることはできるのですか?
同性のみ許されています。引っ越し時以外は家族であっても異性は泊まれません。東京で一人暮らしをして彼女を家に呼ぶという夢の大学生活は叶いませんでした(泣)
寮生活のメリットは?
大きいのは食事が出る上、費用が安いということです。親からしても安心感はあるみたいです。
逆にデメリットは?
寮とは言っても完全に管理されているわけでも、また管理してくれるわけでもないので、その分、最低限の自己管理はできないとダメです。
最後に、寮生活を考えている後輩たちに一言お願いします。
なんだかんだとルールや規律といった集団生活のモラルも求められるので、完全な自由を求めているタイプにはオススメできません。でも、地方から上京してきて友人関係や初めての一人暮らしに不安があるタイプには、いろいろと頼れる存在が近くにいるのは安心ですし、オススメです。