定期テストや受験シーズンになると勉強に一生懸命になるあまり、食生活をおろそかにしがちです。しかし、集中力や記憶力などの学習効率を高めるには、食事はとても大事です。
また、しっかりと栄養ある食事を取らなければ免疫が低下し、体調不良にも繋がります。風邪をひいたら勉強が進まないですし、それが試験当日なら本末転倒です。
そこで、そんな勉強をがんばる学生の為に、花咲徳栄高校食育実践科の全面協力のもと、受験や試験勉強に効果抜群な食事「スタメシ」をご紹介します。
頭をよくする注目栄養素
鯵(アジ)
脳を活性化させるEPAやDHAが含まれています。どちらの栄養素も酸化しやすいため、抗酸化作用を持つビタミンEと一緒に摂取するのがオススメです。
トマト
リコピンという色素成分は、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素による脳細胞へのダメージを防ぎます。リコピンはケチャップやトマトジュースなどの加工品にも含まれます。
クルミ
クルミは形が脳に似ていることから「ブレインフード」と呼ばれています。オメガ3脂肪酸という神経活動をスムーズにする栄養素が含まれ、記憶力や思考力の低下を防ぎます。また、眠りを良くするトリプトファンを含み、寝つきの改善にもつながります。
早速今晩のおかずに!レシピ紹介
ツナとトマトのピラフ
(En:311kcal Ca:10mg Fe:0.8mg)

- ニンジンはすりおろし、たまねぎ、パセリは粗いみじん切りにする。
- 米を洗米し、1時間程度浸漬させる。
- たまねぎとマッシュルームをフライパンで炒めて冷ましておく。
- 2の米に分量の水とトマトジュース、ニンジン、炒めた野菜、ツナ(油も一緒に)、調味料を入れて炊く。
- 炊き上がったら器に盛り、パセリをふりかける。
鯵フライ ラビゴットソース
(En:302kcal Ca:48mg Fe:0.9mg)

- 鯵は3枚におろし、小麦粉、卵、パン粉の順でパン粉付けをする。
- ラビゴットソースをつくる。
- 180℃の油で鯵フライを揚げる。
- 器に鯵フライをのせて、2のラビゴットソースをかける。
セロリは筋を取り除き、パプリカは種を取る。各野菜を小角に切り、パセリはみじん切りにしておく。
ボウルに白ワインビネガー、オリーブオイル、レモン汁を合わせて撹拌し、味を整える。調味料の味が調ったら野菜とピクルス、パセリを混ぜ合わせる。
クルミと枝豆のクリームチーズ和え
(En:127kcal Ca:24mg Fe:0.4mg)

- クルミは乾煎りをする。
- 枝豆は熱湯で塩茹でし、冷ましておく。
- 生食用ちくわは乱切りに切る。
- ボウルにクリームチーズと牛乳、マヨネーズを合わせ、滑らかなクリーム状にする。クリーム状になったチーズにクルミと枝豆、ちくわを入れ混ぜる。
- 器に盛り、刻みのりをのせる。
甘酒プリン(En:86kcal Ca:44mg Fe:0.2mg)

- 板ゼラチンを水(分量外)で戻す。
- 鍋に甘酒と牛乳を合わせて温める。温まったら砂糖を加え溶かす。
- 溶かしたところにゼラチンの水気を絞り加え、火を止めて、余熱を使いゼラチンを良く溶かす。
- 粗熱を取り生クリームを加える。器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。冷やし固まったら黒蜜をかける。