テスト結果に一喜一憂して終わり・・・は、もったいない!テスト後にやるべき3つのこと

中間テストシーズンも佳境です。新学年を迎えて最初の定期テストだけに、力を入れて頑張ったという方もいれば、GWからの流れでダラダラ過ごしてしまったと後悔している方もいるかもしれません。
しかし見方を変えれば、一般的に年に5回ある定期テストの内のまだ1回目です。挽回する機会はありますし、今回良かったからといって慢心するのも早すぎます。
そこで、テスト結果に一喜一憂したあとに、それで済ませずに何をすべきか。成功も失敗も、全てを次に繋げていくためのポイントをご紹介しましょう。

① 結果分析

何事もそうですが、まずは何ができたのか、何ができなかったのか。そして正誤に関わらず、“もう一回やってもちゃんと正答できるのか”という基準で正しく理解できているのかを、しっかり見極めることが第一歩です。
特に、約1ヶ月後に迫る期末テストの主要単元は、えてして中間テストの主要単元を基礎として発展させた内容が多く含まれる傾向にあります。つまり、中間テストの結果を正しく分析することは、期末に向けていかに備えていくべきか、その方針を立てる上での大切な準備なのです。

② 解き直し

①でも触れた通り、次の定期テストでは今回の範囲を基礎として、さらに発展した内容が出題される傾向にあります。つまり、中間テストの範囲の理解をしっかり深めておかないと、期末テストで中間テスト以上の結果を期待することは難しくなります。
単なる作業としての解き直しではなく、課題を明白にし、そして類題を含めて演習を重ね、誤答した問題の一つ一つを“次にやれば正答できる”水準まで理解を深めるように心がけましょう。

③ 目標設定

テストを重ねても同じような点数を重ねてしまう、あるいはジリジリと右肩下がりに点数を下げてしまう子には、現状維持でOKという意識が働いているケースが目立ちます。
そこで目線を少しでも上に上げるためには、明確な数字目標を設定することが重要になってきます。Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾でも、定期テスト前には各々に目標数字を設定させていますが、それに際しては、点数であれ順位であれ、必ず前回よりも高い数字を設定させています。
やはり、「前回よりも良い成績」や「平均点より上」といった、何らかのフィルターで曖昧にしやすいものではなく、明確に絶対的な数字設定をした方が目標も明確になりますし、たとえ達成できなかったとしても、そのギャップの要因を確認しやすくなります。
例えば前回80点だったなら85点、あるいは前回50点だったなら60点という具合に、必ず前回以上の成果を自ら宣言することを心がけて下さい。

NG① テストを捨てる
気持ちは分かります。過去は振り返らないという潔さも嫌いじゃないです・・・が、上記のとおり、失敗も成功も、しっかり現実を直視するところから始まります。
くれぐれも捨てるようなことがないよう、むしろストックしておくぐらいのスタンスで、現実と向き合うようにしてください。
NG② ケアレスは仕方ない
例えば数学の計算ミスや符号ミス、英語のスペルミスや時制ミス等、ミスに対して寛容なスタンスである以上、成長は見込めません。
ミスではなく“誤答”し、“減点”を受けた事実をしっかり直視し、同じ誤りを二度と重ねないようにするスタンスを徹底してください。