

これまで英語初級者から英語上級者までに向けて、英単語学習の上で重要なポイントを解説してきました。では、いま英語を教えている先生は実際にどうやって英単語を勉強していたのか、今回はこだわり先生が実践していた、英単語暗記のための手段を紹介していきます。
オススメ① 何語かのまとまりで区切って覚える
これは全員の先生に共通していた事項です。
「1日10語」「1日に4ページ分」あるいは「1日で一気に単語帳の1セクション分」等々、あるテーマに沿った範囲を自分でノルマとして設定し、その単語のまとまりを一気に覚えるというものです。1語1語丁寧に覚えようとしても時間がかかる上、かえってすぐに記憶から抜けていってしまいます。この方法は時間的にも、記憶の仕組み的にも効率がよく、絶対にオススメです。
また、書いて暗記しようとする場合でも注意が必要です。
◯:apple orange strawberry… apple orange strawberry…
Y先生
オススメ② 音で覚える
Part1で「五感をフル活用する」というポイントを紹介しましたが、特に、聞くことで覚える=聴覚を活用して覚えたという先生が多数いました。耳を使って英単語の学習をすると、単語暗記がしやすくなるだけでなく、リスニングの対策にもなり一石二鳥です。
また、単語学習の”順序”に気をつけていた先生もいました。見たこともなく読み方も分からない英単語を、ただ闇雲に書きなぐることから始めるのではなく、先に発音を覚え、読めるようになってから書き練習を開始していた、というものです。英単語を”文字の羅列”としか認識できないと、暗記するのが途端に難しくなるので避けましょう。
K先生
オススメ③ 自分で自分にテストを課す
読めて意味が分かっても、いざ書くとなると「あれ…?」ということは誰しもあるものです。定期的に自分で単語テストを行い、本当に自分はその単語の書き取りができるのか、言わば自分で自分のことを疑って試してみるというのが3つ目のオススメ暗記法です。
もちろん、間違えた単語はこれまで紹介したポイントをフル活用し、書いて覚えます。覚えたと思ったら、当日、あるいは翌日に、しばらく時間をおいてから再テストを行い、これを100点が取れるまで何度も繰り返して、確実に暗記していきます。
この方法はテストに向けた予行演習にもなります。本番さながらの緊張感を持ってやることで、テスト当日に緊張してド忘れ!となることを防ぐことも期待できます。
I先生
「暗記は苦手」と思う方も多くいるとは思いますが、英語学習に単語の暗記は避けて通れません。これまで紹介したポイントのうちなるほどと思ったものから、ぜひ真似して覚えていってください!