埼玉県公立高校入試 新傾向TOPIX

いよいよ今月には私立高校入試が大一番を迎えますが、公立高校志望という方々にとっても、本番まで1か月半となりました。

この時期からは過去問を使っての実戦対策に時間を割く方も増えてくると思いますが、その中でも特に近年の傾向として、これまでになかった新傾向の出題が続いてきたことに戸惑われる方も多いことでしょう。

もちろん、今年度以降もそうした出題が続くことは想定されますが、まずはこれまでに起こってきたことの経緯を理解しておけば、多少なりとも心の準備もできることでしょう。

そこで、ここ数年相次いだ新傾向のポイントについて確認してみましょう。

科目問わず問題文の長文化

長文と言えば、国語の読解問題や英語の長文問題を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、それら文系科目に限らず長文化の波が来ていると聞けば・・・!?

上記は実際に昨年の2月に行われた埼玉県公立高校入試の数学の問題です。それも上位校の採用する選択問題ではなく、学力検査問題のものです。

ちゃんと問題を読み、根気強く思考すれば決して難易度の高い問題ではありません。ただ、根本的な問題として、ちゃんと問題を読む前に嫌悪感を抱いてしまうという方も多いことでしょう。

さらには理科の問題ともなると、正直、筆者は「早く生まれて良かったぁ」と思う一人です(笑)

こうした長文化、ひいては読解力、思考力の要求される出題は近年の最も顕著な傾向の一つです。読解力云々以前に、まずは読み慣れるという点で、文章題対策はMUSTな対策の一つです。

資料の活用

保護者の方々の時代であれば、例えば社会の一問一答形式のような“Aと言えばB”のパターンをいかに頭に詰め込むかは、重要にして非常に有意義な得点力UP方法でした。

しかし昨今の傾向としては、それ“だけ”ではまず得点しきれない出題形式に明らかに変化しています。

上記は社会の一例ですが、完全に地理と歴史の融合問題として資料の織り交ぜられた出題形式となってますし、下記は国語の作文問題ですが、こうした資料をベースにした意見文出題はもはや定番化しつつあります。

パッと見の印象で敬遠したくなる受験生の心理も理解はできますが、一方で資料問題には、“資料中に回答のヒントが隠されている”というポジティブな要素も秘められており、根気強く取り組めば得点できる可能性も相応にあります。

これも長文対策と同様、慣れの要素も大きいですので、過去問では問題不足な観点からも、様々な問題集に手を広げて対策を試みておきましょう!


科目問わぬ長文化と資料の活用。この2点は間違いなくここ数年のトレンドです。今年はどの科目で、どの単元で、これらの傾向が表出するのか・・・。あまり“過去”にとらわれすぎることのない心の準備と、本質的な力の養成に向けて悔いのない時間を過ごすようにしましょう!