元領中生にして現塾講師からのメッセージ ~学校の授業は“ちゃんと”受けておけ!~

唐突ですが筆者は領家中学の卒業生であり、そしてここ数年はこだわり塾で講師として多くの領中生を見てきました。そんな私から、領中生活の極意を授けます。

わたしの領中生活

領中時代はサッカー部に所属し、他の領中生同様に平日の放課後は毎日部活に励んでいた私ですが、実は学校のテストでは常に上位を争っていました。また、3年間のほぼ全てで学級委員を務め、文化祭実行委員としても活動するなど、自分で言うのもなんですが、かなりの優等生であったように思います。

とはいえ、土日も勉強漬けの生活をしていた訳ではありません。以下は、部活引退までの間、毎日どのようなスケジュールで過ごしていたかの例です。

午前 学校 部活 遊び
午後 遊び
夕方 部活
塾HW 塾HW 塾HW

このように、「平日は勉強・土日は遊び」とメリハリをつけて生活をしていました。優等生であったことを自慢したかったわけではなく、メリハリと少しのポイントを押さえておけば、やりたいことをやる時間も確保しつつ、成績だって上げられるということです。

では、そのポイントについて、領中生当時意識していたことを2点、講師としての目線も加えながらご紹介しましょう。

領中生活の極意① 学校の授業をちゃんと受ける

多くの部活がほぼ毎日行われている領中においては、家に帰ってもヘトヘトで、勉強時間の確保も容易ではありません。そのため、勉強と部活、そして遊びの全てを両立するには、学校の授業中に授業内容を理解しようと努めることは必須といえます。
特に領中の場合、定期テストのほぼすべてが、授業内で説明された内容から出題されています。塾で予習・復習を行うこともできますが、学校のテストは学校の授業から引用されている以上、学校の授業を軽視することは効率的ではありません。
部活を頑張りたい!遊びたい!でも勉強もやらなきゃ・・・を両立するには、まずは学校の授業態度を見直してみることが、一番の大前提となります。

領中生活の極意② 友達と協力する

領中の特徴として、公立ということもあり様々な成績レベルの生徒がいることが挙げられます。教科書レベルの数学では物足りず高校数学にまで興味を持つ子もいれば、いつまで経っても“February”のスペルが書けない子もいます。
そんな領中だからこそ、実は「教え合うこと」が有効な勉強方法となります。
勉強が苦手な領中生は、「分からないことを放置する癖がついている」と感じます。それを克服するためには先生に質問することが最良ですが、それが難しい場合は友達同士で教え合うことも有効です。
これは何も教えてもらう側だけにメリットがあるわけではなく、教える側にとってもアウトプットの経験となり、今まで勉強してきたことの整理・復習につながります。組み合わせも重要ですが、友達の家で勉強することも、実は双方にメリットのある勉強法だと感じます。

こうして回顧して整理してみると、当時の私が心がけていたことと言っても、実に当たり前のことばかりだったことに気付きます。しかし見方を変えれば、当たり前のことをちゃんとやることが良い結果を得るために一番大切なことであり、当たり前のことをちゃんとやらずに良い結果を得ることなどできないということでもあります。
当たり前のことだからこそ、取組みやすいことでもありますし、是非、一つずつでも良いのでマネしてみてください!