こだわり講師の勉強法vol.2 英単語暗記法

「英単語を覚えるのが大得意!」なんて方はそもそも本稿をご覧になってはいないと思いますが、英単語の習得には誰もが一度は苦労した経験があることでしょう。日本語ではないがゆえに、暗記系の中でも特に苦労しがちな英単語の勉強は、コツコツと地道な努力が必須な事に変わりないものの、一方でそのやり方次第で定着度や習得スピードには圧倒的な差が生まれると言っても過言ではありません。

また、近年ではリスニングやスピーキング能力が重視される傾向にあり、定期テストや模試における出題形式にも変化は生じていますが、とは言え語学である以上、言葉=英単語を覚えることの重要性に変わりはありません。

そこで今回は、現役の「こだわり」塾講師に英単語の暗記方法について秘訣を聞いてみました。

① 関連語句をまとめて覚える

ここで言う関連語句とは、派生語、対義語、類義語等を指します。新しい単語を1つ覚える時に、これらをまとめて覚えてしまうというのが1つ目のポイントとなります。

関連語句をまとめて覚えるメリット
  • 1度の作業で複数の語句を体系的に覚えることができ、それぞれの語を1つ1つバラバラに覚えるよりも効率的。
  • 単純な「単語カード型」の1対1の暗記と異なり、複数の語句を関連付けて覚えることで知識の実用性が増す。

② 単語の成り立ちを考える

英単語はランダムなアルファベットの羅列で成り立っているわけではありません。単語内に細かい切れ目があり、接頭語、接尾語に代表されるように、その1つ1つに意味がある場合が多いのです。

例えば “retry” という単語を見てみましょう。 “retry” は接頭語 “re-“(繰り返し、再び〜する)と “try”(試す)に細分することができます。それぞれの意味の足し算で、「もう一度行う、やり直す」という意味を形成しています。

英単語の暗記の際にこのようなことを意識すると、”なぜこのアルファベットの並びでこういう意味になるのか”という理由づけができるため記憶に残りやすくなります。また、後に詳述しますが、「retry=やり直す」と、英単語と日本語訳の1対1対応で理解しているよりも、「retry=re+try」と英語的理解をしている方が、英語の幅広い使われ方に対応することができます。こうして見ると、日本語の特に熟語などと同じようにとらえることもできますし、一気に覚える効率が増しそうですよね。

さらに、長文を読む際には、どうしても初めて見る単語が出てきてしまい、その語句の意味を推測することが余儀なくされます。そういった際にも、接頭語、接尾語等の知識をもっていると、単語の意味を推測する上でのヒントとなる場合があります。

③ 単語をイメージで把握する

英単語のうち特に動詞には多義語が多く、文章内でも多様な意味で用いられます。そのため、単語帳に載っている1つの意味を覚えているだけでは和訳ができない、というケースが多々生じます。その一方で、多義語の1つ1つの意味を覚えていくにも膨大な労力が必要となってしまう、というのも問題です。

そこで、単語の意味は”イメージ”で把握していくことが3つ目のポイントになってきます。

例えば “take” という動詞には、手に取る、選ぶ、持っていく、連れて行く、時間がかかる……等、無数の意味があり、全てを覚えきることは非常に非効率です。ところが「take=自分の外から自分の所へと取り込むイメージ」と理解しておけば、頭の中で英文の状況をイメージすることができ、そこから適切な日本語訳を、自分の日本語の知識から導くことができるのです。イメージのみならず、由来や原義を把握しておくというのも似た効果があるでしょう。

④ 辞書を活用する

ここまで3点、ポイントを解説してきましたが、これらの情報はどうやって手に入れれば良いのでしょうか?

答えは……、全て、辞書に完璧に載っています

英語学習において、辞書を用いない勉強ほど不毛なものはありません。また辞書を用意するに当たっては、電子辞書ではなく紙の辞書をオススメします。紙の辞書を使うメリットは以下の通りです。

紙の辞書を使用するメリット
  • 辞書を引いた際に、その単語の持つ他の意味や熟語、例文が目に入りやすく、”使える”覚え方をすることが可能。
  • 自分で手を動かして単語の意味を調べるという経験をすることで、脳科学的にも記憶への粘着力が高まる。

上記の学習法は、何も英単語習得にのみ有効なものではありません。英単語学習だけでなく、是非、他の科目の勉強にもどんどん応用し、成績UPを実現してください!

今回お話を聞いたのは・・・高橋先生
かつては自身が「こだわり」塾で勉強していた生え抜き講師。生徒時代には講師の指導のもと、1年足らずで英語の成績を2→5に急上昇の実績を挙げており、自身の体験としてもこだわりメソッドを知り尽くした存在。県内の男子校出身であるが、その影響であろうか、非常に情熱的な一面を持つ熱血講師。ルックスもよく、男女共に生徒から高い人気を誇る。