2学期も始まって1ヵ月。そろそろ中間テストが近づいてきました。2学期中間テストで大きく差を分かつ要因になってくるのが、何と言っても数学、より具体的に言えば文章題の存在です。
「計算問題はできるのになんでだろう・・・」というのは“あるある”過ぎる現象の一つですが、計算問題は機械的な処理能力で対応できる側面もある故に、量をこなしていくうちにどこか感覚的に解けるようにもなります。
一方で文章題は、近年の長文化傾向も相まって、本質的に問題文を理解できないと答えに辿りつきにくくなっています。
言うなれば「文章題=数学+国語」の分野であり、そのいずれかが不足している点が苦戦する子の続出する大きな要因になっているのです。
とは言え、目下の定期テストはもちろん、その先に控える受験戦線を考えても、文章題を無視するわけにはいきません。ではどうすれば文章題を克服することができるのか、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾の講師陣の意見も参考にポイントを確認しましょう。
文章題克服の一歩目は文章の意味を理解すること
そもそもの問題として、文章を構成する言葉の意味が分からなければ、問題文を正しく解釈することができません。一方で、文章題を苦手とする子はほぼ漏れなく、問題文の意味を理解できていません。
言うならば、日本語の意味が分かっていないのです。
日常生活では支障なくコミュニケーションも取れているであろうがゆえに俄かには信じがたい事情も想像できますが、特に「本を普段から読まない」「人の話を最後まで聞いていない」「辞書を引く癖がない」「漢字が苦手」といった特徴に当てはまる場合は要注意です。
ためしに、問題文を構成する単語の意味を一つ一つ聞いてみてください。おそらく愕然とする・・・いや、目も当てられない、いや、もう引くしかないぐらいに(笑)答えられないケースも覚悟しておくべきです。
また、言葉を変な形で推測してしまい、全く違う問題としてとらえてしまうケースも少なくありません。曖昧な言葉が文章中に見つかった時には、辞書で調べその言葉の横に意味を書かせてみてください。そして完全に文章問題の意味を理解してから解くようにしましょう。
これが文章題克服の一歩目です。
言葉の意味が分かるだけでは不十分
文章題を構成する言葉の意味が全て理解できたとしても、それで文章の意味が理解できるかと言えば、残念ながらそれはそれで別の問題と認識すべきです。
そこで文章の意味を正しく理解できているかの測定、さらには文章の意味を正しくとらえられるようになるために有効なのが音読です。
問題文は、最低でも3回は音読してみましょう。ただ音読をするのではなく、文章題の意味を考えながら音読してください。
一文一文の理解が深まるだけでなく、速読力の観点でも、同じ文章を繰り返し読むことには有効性が証明されています。
文章題克服には残念ながら近道はなく、日々の習慣的な取り組みが非常に重要になってきます。だからこそ、今から少しずつ取り組みを重ねていかないと、いざという時には手遅れになりかねません。
お子様のことだけに大人の理性が伴ったサポートも大事になってきますので、是非、ご家庭で一丸となって習慣づくりに励んでください!
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自身がリケジョの道を邁進するだけに、特に数学の分かりやすさには定評があり、こだわり塾でも屈指の実績を誇る。