本稿公開時点で、まさに学窓も佳境。入学からコロナに翻弄され続けた現中3生世代の部活動も一応の区切りを迎え、同時に受験シーズンが本格化です。
ただ、これまで部活に集中することを言い訳に、ちゃんと勉強なんてしたことなかった・・・と言う方も多いはず。そしてそんな方は得てして、ノートの取り方という“基本のき”から出来ていないもの。
そこで受験シーズン突入を前に、まずはノートの取り方について、科目共通の絶対外せないポイントを再確認です。
①使用するペンの色は3色以内にする
ノートはキレイにデコレーションすることが目的ではなく、後々振り返った時に要点を確認するためのものです。
つまり、見た目にオシャレかどうかではなく、要点にきちんと目が行く配色になっているかどうかが問題です。
そこで、ペンの色を3色までと決めておきましょう。特に基本は2色までにしておき、何らかの特記事項や補足事項が生じた場合に3色目を用いるなどするとメリハリがつきやすくgoodです。
そうはいっても黒板の色が多すぎで色の使い分けが難しい!といった場合には、使っているボールペンと同系色の蛍光ペンで上からラインを引くなど、ペンの種類を変えてみるのもオススメです。
②テーマが新しくなる時はノートのページも変える
ノートを惜しんで結果が出ないぐらいならば、あと100円出して結果の出るノートづくりをしたいですよね?実際、テーマの切れ目も分からないようなグチャグチャなノートの取り方をする方は苦戦傾向にあります。
科目問わず、単元やテーマが新しくなる時は、必ずノートのページも変えてください。テーマによってページを変えた方が断然復習しやすいですし、その時もったいないと感じた余剰スペースも、2周目3周目の学習機会に何らかの追加情報を書き込む貴重なスペースとなります。
ノートだけは、贅沢に使うことを心がけましょう!
③使用テキスト名、ページを書く
使用しているテキスト名とページを書くことを心がけましょう。
後から目を通した時にどのテキストのどこに書いてある内容なのか、確認する際の手間を減らすことができますよね。
また、ノートに全てを書き出すことができない場合にも、出典としてテキスト名を書き残しておくだけで、後々の学習効率はグンと向上することが期待できます。
④間違えた問題の解きなおしがしやすいように工夫する
特に数学や理科のような理系科目は該当しやすいポイントですが、ノートを取る際は、間違えた問題の解きなおしがしやすいように工夫をしましょう。
たとえば、間違えた問題は後から一目でわかるように、目印として付箋をつけておくとよいかもしれません。
下が透けるので貼る場所を選ばない半透明の付箋がおすすめですよ。
また、数学は解法パターンを身につけるために、解き直し用のノートを別に作ることも賢い手です。
授業中に間違えた問題は、家に帰ってから解き直しましょう。
授業中に間違えてしまった問題でその場ですぐに理解することが難しかった問題・もしくは理解できても似た問題が出題されたら解ける自信がない問題は必ず”その日のうちに”復習することが大事です。
ノートは取らないと怒られるから取るものではないですし、取っておかないと提出できないから取るものでもありません。
あくまでも、成績UPを果たすためのツールであり、上手に使いこなせば最強の“相棒”たり得る存在です。
ノートをどちらの存在に位置づけられるかは、これから夏を迎える上での最初のターニングポイントになるかも知れませんよ?