期末テストへの備え!副教科対策のコツ

中間テストの余韻冷めやらぬタイミングですが、早3週間後には期末テストです。

3年生は修学旅行も挟みますし、他学年も含め学総があって思っているほど時間的余裕はありません。さらに中間テストと大きく異なるのが副教科の存在。中間テストから間もないゆえにテスト範囲もほどほどにと油断していると、対策すべき科目数の多さに大失敗リスクも高まってしまいます。

事実、主要5科目の対策はしていても副教科は直前までノータッチという人も多いのではないでしょうか。

とは言え、受験、内申点と言う切り口で考えれば、副教科も主要5科目に匹敵する重要な存在です。そこで今回は、副教科のテスト対策についてポイントを確認しましょう。

副教科は担当の先生のオリジナル問題が多い

音楽、美術、技術・家庭科、保健・体育の定期テスト問題は、担当の先生によるオリジナル問題が多い傾向があります。

教科書通りの問題よりも、実技でやったことや先生オリジナルのプリントで配られた内容、教科に関連する時事問題が出題される、といったところが象徴的です。

副教科の定期テスト対策にと教科書対応の問題集も市販されていますが、「類題を含めても3割程度しか出なかった」という声が多いのも上記ゆえです。

ですので、副教科のテスト直前になって「問題集を」と焦るよりは、教科書や授業時の配布プリントを復習した方が得点につながります。

副教科のテストは1学期に1度しかないため「まるまる1学期分を復習するなんて無理」と思ってしまいがちですが、教科書やプリントもまとめてみると思っているほど覚えることは少なく、例えば理社などの暗記科目に位置づけられる他科目と比較しても負担が少ないケースがほとんどです。

まず、教科書やプリントでテスト範囲の確認をしましょう。

実技の内容を思い出しながら復習がポイント

副教科の中でも実技時間が多い教科については、授業時間に配られたプリントや教材類をチェックしておくこともポイントです。

たとえば、保健・体育は、実技の授業中に先生が口頭でふれた「隊列の名称と組み方」「バレーボールのルール」なども出題されます。

「口頭で説明されただけのものなんて覚えていない」と思うかもしれませんが、配布教材にきちんと目を通せば、意外としっかり書いてあるものです。隅々まで読むと「そういえば先生がそんなことを言っていた」が見つかります。

また、実技でやったことなら、実際にやった内容を思い出しながら読むことで暗記効率向上も期待できます。

特に友達と教科書などを読みながら「バレーをやったとき、サーブがうまく打てなかったよね」などと話すと、具体的なシーンが思い出されることの印象付け効果もあって、「そういえば、実技に入る前に、この図に出ているようなことも言っていたような…?」のように思い出せるかもしれません。


副教科の勉強も大事とはわかっていても、ついつい後回しにしてしまいますよね。テスト直前に焦るよりは、5科目と同じようにテスト対策をするのがベターです。

仕方なくテスト直前まで対策できなかったときは、テスト範囲の副教材やプリントを確認しましょう。副教材のテスト範囲は、思っているより狭いことが多く、暗記する内容も少ないことが多いです。落ち着いて取り組めば、直前でも間に合う可能性が高いですよ。