こだ塾講師に聞いた、「継続」の秘訣

受験勉強やテスト勉強で学生が必ず直面する、「継続」の難しさ。

何事においても、一定のモチベーションと努力を継続するのは至難の業です。
しかし逆に言えば、継続する力は、受験戦争を勝ち抜く上で大きなアドバンテージになります。

そこで今回は、こだわり塾講師のT先生の受験生活についてインタビューをし、「継続」の秘訣を教えてもらいました!

1. 目標設定について

何を達成するにしても、目標を設定しなければ、道を間違えかねませんし、達成まで継続することももちろん難しくなります。
まずは、T先生に目標設定についてインタビューしました!

受験生の目標といえば、「志望校」ですが、志望校決めで悩む受験生は非常に多いです。T先生は志望校ってどうやって決めました?

はじめから、「この分野が勉強したい!」っていうのが決まっていたので、その学部がある学校。そして、自分の今のレベルから考えて現実的なところを選びました。正直、あまり無理はしたくなかったので(笑)。

最終目標はもちろん「志望校合格」ですが、中間目標は何を設定しましたか?

実は、明確な中間目標は設定しませんでした。多くの人は、模試の成績を中間目標に設定すると思うのですが、僕の場合、模試に対する考えが少し違いました。

どのような考えを持っていたんですか?

模試の成績の良し悪しは気にしてなかったんです。模試が良くても合格できるわけではないですから。志望校だけ見据えて、勉強のペースを考えていたので、周りのペースを見るという意味での、ペースメーカーでしかなかったんです。

志望校合格という大目標だけ設定して、合格から逆算して必要な分の勉強を、模試でペースを調整しながら進めていったという感じですね。

志望校を強い意志で設定したからこそ、妥協せず分析と実行を繰り返し、効率的な勉強を継続できたのだと思います。

2. 学習環境について

勉強の質を担保するには、学習環境を妥協せず選ばなければなりません。
次は、集中できる学習環境や、習慣作りについてインタビューしました!

どこで普段勉強していましたか?

毎日学校の自習室で勉強していました。特に長期休みの間は、朝の9時に行き18頃の最終スクールバスで帰る、というのをルーティン化していました。学校は友達もみんなきて勉強するので、自然とやる気が出て集中することができました。あと、土日でも先生に質問できたのが良かったですね。

なるほど。でも、学校でできるのに、塾に通っていた理由って何ですか?

学校はいつでも毎日あいているわけではなくて。だから、学校が使えないときに勉強できる場所が欲しかったんです。

家では勉強しなかったんですか?

家では絶対に勉強しないって決めてたんです。どうせ集中できないし、質の低い勉強は結局やり直しになってしまいますから。

勉強の質を担保するための、あくまでもツールの1つとして、塾選びをしたいうT先生。

家では一切勉強しない等、環境によってしっかりメリハリをつけることで、質の高い勉強を継続することができたんですね。