勉強中に音楽を聴くことのメリデメ

皆さんは、音楽を聴きながら勉強をした事がありますか?

音楽を聴きながらの方が勉強に集中できるという人もいれば、音楽を聴きながらでは勉強が捗るわけがない!という人もいるでしょう。

個人によって意見が分かれ、解決しない論争である「勉強中の音楽」問題。これには、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

勉強中に音楽を聴くことのメリット

1. モチベーションが上がる

好きな音楽を聴くことで勉強に対するモチベーションが上がる、これが勉強中に音楽を聴くことのメリット一つ目です。

好きな音楽を聴けば、自然と気分が高まり、「勉強を始める」というマイナスな感情を打ち砕いてくれます。音楽を聞いて軽度の興奮状態になることでドーパミンが分泌されて、物事に対する意欲が高まるということで、これは科学的にも証明されている事実です。

2. リラックスできる

聴く音楽によっては、リラックスできるものもあるでしょう。好きではないこと(ここでは勉強)を続けていると、人の体にはストレスが溜まっていくようにできています。

そんな時に好きな音楽を聴けば、脳内でセロトニンという物質が分泌されて落ち着いた状態になります。これも先ほどと同様に科学的に証明されている事実です。

3. 雑音が気にならなくなる

これも勉強中に音楽を聴くことのメリットと言えます。

周りから聞こえてくる会話や雑音は、無意識のうちに脳がそれらを処理しようとしてしまい、結果として集中力の低下につながります。しかし、音楽を聴く事によって周りの音は遮断され、頭が複数の情報を処理する必要がなくなり、勉強のみに集中しやすい環境を作り出す事ができます。これはマスキング効果と言われ、音楽以外の情報が遮断される感覚を利用した集中法の一つです。

この様に、勉強中に音楽を聴くことのメリットが科学的に証明されているケースは意外にも多いという事がわかるのではないでしょうか。

勉強中に音楽を聴くことのデメリット

1. 音楽に聞き入りすぎてしまう

いくら音楽を聴く事に科学的メリットがあるとは言え、やはり音楽に聞き入りすぎて集中できなくなってしまったという経験も皆さん一度はあるのではないでしょうか。

音楽を聴くということは、視覚と同時に聴覚も使うということなので、やはり視覚のみを使う場合に比べると脳の処理能力は落ちてしまうという事になります。雑音を遮断してくれるのはいいものの、音を音によってかき消してるため、場合によっては逆効果になってしまっているという可能性もあるわけです。

2. 入試本番では音楽を聴く事ができない

音楽を聴きながら勉強をするという環境に慣れすぎて、もはや音楽を聴きながらではないと勉強に全く集中できない様な、「依存」してしまっている状態は非常に危険と言えます。

入試やテスト本番は当然音楽を聴く事ができないので、最大限の力を発揮する事が出来なくなってしまいます。

まとめ

ここまでに勉強中に音楽を聴くことのメリデメを検証してきましたが、結論として、自分にあった勉強の仕方、音楽との付き合い方をしていくのがベストと言えます。

早い段階で自分のやり方を確立し、効率的な勉強を心がけましょう!