
初期の段階ではまずは覚えるということのコツや習慣を身につけることが重要になりますが、学年が進み、長文等に触れる機会も増えてくると、要求される語彙力も高まってきます。また、一語一義ではなく、1つの単語がもつ複数の意味を把握しておくことも求められます。
そこで今回は、より多くの単語や意味を、より効率的にマスターしていくためのManavo編集部オススメ!「上級編の英単語学習法」をご紹介します。
上級編
Point① 関連語句をまとめて覚える
ここで言う関連語句とは、派生語、対義語、類義語等を指します。新しい単語を1つ覚える時に、これらをまとめて覚えてしまうというのが1つ目のポイントとなります。
- 1度の作業で複数の語句を覚えることができ、それぞれの語を1つ1つバラバラに覚えるよりも効率的。
- 単純な「単語カード型」の1対1の暗記と異なり、複数の語句を関連付けて覚えることで知識の実用性が増す。
Point② 単語の成り立ちを考える
英単語はランダムなアルファベットの羅列で成り立っているわけではありません。単語内に細かい切れ目があり、接頭語、接尾語に代表されるように、その1つ1つに意味がある場合が多いのです。
例えば “retry” という単語を見てみましょう。 “retry” は接頭語 “re-“(繰り返し、再び〜する)と “try”(試す)に細分することができます。それぞれの意味の足し算で、「もう一度行う、やり直す」という意味を形成しています。
英単語の暗記の際にこのようなことを意識すると、”なぜこのアルファベットの並びでこういう意味になるのか”という理由づけができるため記憶に残りやすくなります。また、後に詳述しますが、「retry=やり直す」と、英単語と日本語訳の1対1対応で理解しているよりも、「retry=re+try」と英語的理解をしている方が、英語の幅広い使われ方に対応することができます。
さらに、長文を読む際には、どうしても初めて見る単語が出てきてしまい、その語句の意味を推測することが余儀なくされます。そういった際に、接頭語、接尾語等の知識をもっていると、単語の意味を推測する上でのヒントとなる場合があります。
Point③ 単語をイメージで把握する
英単語のうち特に動詞には多義語が多く、文章内でも多様な意味で用いられます。そのため、単語帳に載っている1つの意味を覚えているだけでは和訳ができない、というケースが多々生じます。その一方で、多義語の1つ1つの意味を覚えていくにも膨大な労力が必要となってしまう、というのも問題です。
そこで、単語の意味は”イメージ”で把握していくことが3つ目のポイントになってきます。
例えば “take” という動詞には、手に取る、選ぶ、持っていく、連れて行く、時間がかかる……等、無数の意味があり、全てを覚えきることは非常に非効率です。ところが「take=自分の外から自分の所へと取り込むイメージ」と理解しておけば、頭の中で英文の状況をイメージすることができ、そこから適切な日本語訳を、自分の日本語の知識から導くことができるのです。イメージのみならず、由来や原義を把握しておくというのも似た効果があるでしょう。
Point④ 辞書を活用する
ここまで3点、ポイントを解説してきましたが、これらの情報はどうやって手に入れれば良いのでしょうか?
答えは……、全て、辞書に完璧に載っています。
英語学習において、辞書を用いない勉強ほど不毛なものはありません。また辞書を用意するに当たっては、電子辞書ではなく紙の辞書をオススメします。紙の辞書を使うメリットは以下の通りです。
- 辞書を引いた際に、その単語の持つ他の意味や熟語、例文が目に入りやすく、”使える”覚え方をすることが可能。
- 自分で手を動かして単語の意味を調べるという経験をすることで、脳科学的にも記憶への粘着力が高まる。
上記の学習法は、何も英単語習得にのみ有効なものではありません。英単語学習だけでなく、是非、他の科目の勉強にもどんどん応用し、成績UPを実現してください!