10月も下旬に入り、受験生は今、11月の第6回北辰に向けての準備を進めているところかと思います。北辰テストも年内残すところあと2回。志望校突破へ向けて、失敗の許されない緊張感も漂ってきます。
そんな北辰テスト攻略のポイントになるのが、作文です。国語の作文も英作文も、それぞれの科目の中で最大配点の上、減点方式の為に部分点を拾うことも可能です。ここでの得点力が結果を左右する面もあるだけに、今回は、特に英作文で安定して得点を稼ぐために注意すべきポイントを解説します。
そもそもどうやって採点してるの?
英語に限らず、作文の採点方法は基本的に減点方式です。
減点される要素としては、
・問題文の指示に従っているか
・文法的な誤りがないか
・スペルミスがないか
・ピリオドやクエスチョンマーク等の欠落がないか
・内容に一貫性があるか
などがあり、各ポイントでミスをするたび減点されていきます。
つまり見方を変えれば、内容云々以上に指示に従って正しい文を書くということが要求されているのです。
どれだけ優れた内容を書いていたとしても、その文がミスだらけでは、入試においては価値がないということです。
英作文問題で気を付けるべきこと
まず、英作文を書くうえでの鉄則は、小学生だと思って書く!ということです。
内容がどれだけ幼稚だろうと、とにかく指示に従い、ミス=減点要素のない文を書ければ得点はもらえます。背伸びして無理に高度な内容を書こうとするのは避けましょう。
内容だけでなく、文法や文の作りの面でも、なるべく難しいミスのしやすいことは避けるようにしましょう。
例えば、現在完了形や関係代名詞など、難しい文法事項を無理して使う必要はありません。表現の幅が広がり、書きたいという気持ちは十分わかるのですが、それが逆にミスを引き起こすということもあります。難しい文法事項を使って書いても、簡単な文法事項を使って書いても得点は変わらず、結局ミスの数で得点が決まります。極論、1年生で習う文法だけを使って書けるのであれば、それが理想です。
また、1文が長くなりすぎないように注意しましょう。
1文が長くなるとそれだけ文の構成が複雑化し、ミスが発生しやすくなり、加えてそのミスに気づきにくくなります。ピリオドで区切れるところは区切って、できるだけ長文化しないようにしましょう。
- (鉄則)小学生だと思って書く!
- 難しい文法は使わない!
- 文が長くなりすぎないように注意!
北辰テストのチャンスはもう残り限られています。とは言え、まだ修正できるだけの時間はあります。入試本番の対策にもなるので、今一度英作文の書き方、注意点を確認し、さらなる得点upを目指してください。