失敗を糧に!こだわり講師の失敗勉強法と成功勉強法

成功法則なるものは巷に数多あふれ返っていますが、それをそのまま丸パクリしたとしても、思いのほか結果に結びつかない現実。

その要因としては、表面上の現象ばかりではなく、もっと本質的な部分を意識できていないことが大きいのではないでしょうか。

そういった観点に立ち返った時、大きく意味を持ってくるのが、成功事例ならぬ失敗事例。今回は、Manavo編集部の中でも浪人経験を持つ山下先生に、失敗経験と、そしてその反省から成功に転じることのできた要因を紹介してもらいましょう!

山下の失敗① 学校の課題を全くやらない問題

山下先生

学校から出される課題がとにかく面倒だったことと、自分はやらなくてもできるという謎の自信があったために、いつの間にかやらないように。成績は急激に悪化し、学年順位も転げ落ちるように下がっていきました。
成功に転じた要因

浪人してからは、講師から出される課題をきちんとやることはもちろん、分からない箇所は積極的に質問するようになりました。点数が上がるというだけでなく、講師とのコミュニケーションを取る中で有益な情報を得る機会になったことも大きいと思います。

また、周囲を見渡しても、成績が良い人というのは、当たり前にやるべきことは当たり前にやっていました。

山下の失敗② 得意分野に時間割きすぎ問題

山下先生

特に英語でそうだったのですが、どちらかというと読解問題が苦手だったにも関わらず、文法練習ばかり重ねてしまい・・・もう単なる文法オタクになっていました。結局、読解の点数はほとんど上がらないままでした。今思うと、単に自信のある分野に逃げていただけでした。
成功に転じた要因

客観的に読解が伸びない要因を分析していくと、文法力や語彙力に問題があるのではなく“読み方”に原因があることが分かり、練習を重ねていくうちに文法問題に近い正答率が読解問題でも取れるようになりました。

受験期は焦りもあって冷静な自己分析ができないこともあると思いますし、学習効率を高めるためには、信頼できる先生に相談するというのも有効な手段の一つだと思います。

山下の失敗③ 完璧主義問題

山下先生

学校のテストでは満点続きだった日本史も、特に私立上位校レベルの過去問になると全く知らない語句が多々出てくるようになり。そうなると知らないことや解けないことが不安で、もともと十分勝負にはなる点数が取れていた日本史に、必要以上に多くの時間を割いてしまっていました。
成功に転じた要因

そもそも入試問題で完璧を目指していたことが間違いでした。それよりも自分の中での最低点を設定し、それを下回った時に時間を割いて補足するようにしました。

また、客観的に自分の成績を見つめると、他にもっとやらなくてはいけない科目があり、やるべきことを順位付けし、時間配分をし、限られた時間の無駄を極力排していきました。やっぱりバランスが大切です。