夏から秋へ、勉強のお供もギアチェンジ!参考書の使いかたー秋からver.ー

受験生の皆さん、受験勉強は順調ですか?

夏休みが終わりに近づくのに伴って、この夏やろうと決めた参考書や問題集も終わりに近づいてきていると思います。そして同時に、秋から冬にかけて使う参考書や問題集として、何がベストか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、秋以降に使う参考書の選び方・使い方について解説していきます。

選び方

基礎固めを重視する夏の教材選びと異なり、秋からはいよいよ本番を意識した教材を検討し始める時期です。

しかし、時期だと言っても勉強の進度には個人差があるので、焦りは禁物。まずは今やっている参考書や問題集を完璧にしてから、もしくはその目途がたってから次の教材を考えるようにしましょう。

また、今の自分のレベルを把握することも大事です。今の自分のレベルと目指す志望校のレベルとの差を考慮して、秋以降の参考書を選ぶ必要があります。

人によっては、基礎力がまだ不足していて基礎固めの教材をやった方が良い場合もあり、一方で、基礎固めが完了し基礎を駆使した応用力を育成した方が良い場合もあります。

焦りを感じ始める時期かとは思います。しかし教材選びでは、理想を追求するばかりではなく、現実を見て着実に一歩ずつ対策を考えていくことが大切です。

他にも、参考書や問題集選びには注意点があります。以下の記事も参考にしてみてください!
受験生必見!教材選びにやってしまいがちなNG3選

使い方

秋以降に取り組む参考書が終わったら、多くの人は過去問演習、もしくはそれ相応のレベルの実戦演習へとシフトしていくかと思います。つまり、今度選ぶ参考書は過去問への架け橋になる教材なのです。

「過去問演習にむけて」という観点から、大別すると2点、教材使用上の注意点があります。

1点目は、計画性です。

過去問演習に向けた教材なので、「いつから過去問演習を始めたいか」ということを考えて、逆算的に期限を設ける必要があります。

ハンパな状態で過去問に取り組むことにならないよう、しっかり消化しきれるだけの計画を立てることを忘れないようにしましょう。

次に2点目が、解けなくても思考しきることです。

過去問に向けた教材ということで、思考力を問う難しい問題が増えてくると思います。しかし、難しくて解けなそうだと思っても、いきなり解説を見たり、考えることをせずに先生に質問するのはNGです。

秋以降は思考力を育成する期間です。無理そうと思っても「あれは?これは?」と試行錯誤し、自分で考える力、自分で考え抜く習慣を身につけましょう。

そもそも、実戦では解説もなければ助けてくれる先生もいません。始めは1問1問にかなり時間がかかってしまうかもしれません。しかし、それも練習の一環なのだと認識し、量より質を意識して、1問1問の質を上げていきましょう。