コロナ禍に伴い、小中学校でも授業のオンライン化の検討が進んでいますが、一足早くオンライン授業を実施し始めてから早1年が経過する大学では、どういった評価を得られているのでしょうか?Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾の講師陣にもアンケートを実施し、その実態に迫りました。
使用したデバイス/ソフトは何ですか?
PC:100%、スマホ:30%/Zoom:100%、その他:50%
受講に際しては全員がPCを使用していました。やはりスライド資料にしても板書にしても、視聴するにはより大きな画面が適しているということでしょう。一方で、移動時間中などにスマホ視聴していたという声も・・・。なんとでもサボりようのある実態が伺えます。
また、ソフトについては全員がZoomを活用した授業があったと回答した一方で、授業によって異なるソフトを使用したために混乱があったとの回答も。準備期間の無さ故にやむを得ない側面もあったとは言え、大学側の混乱が如実に表れた結果と言えるでしょう。
オンライン授業を継続して欲しいですか?
はい:70%、いいえ:30%
オンラインと対面、それぞれにメリデメを認めつつも、意外にもオンライン授業の継続を希望する声が多数派となりました。特に移動に伴う時間やお金を気にする必要がない点や、授業によってはいつでも繰り返し視聴できる点に評価が集まりました。
一方で、「いいえ」と回答した学生の8割が理系であったことには注目すべきでしょう。特に実験の様子が全く分からないという声が多く、座学と実験に応じたハイブリッド型に、コロナ禍における授業形態の正解があるように思える結果となりました。
- 教授によってはチャット機能で気軽に質問できて、大人数の対面式より良かった。
- オンデマンドの授業は自分のタイミングで受講でき、しかも繰り返し見たり再生速度も変えたりすることができる。
- 気付かない内にカメラがオンになっていて、ダラダラ寝そべって受講しているのがバレた・・・。
- オンデマンドでも当日視聴履歴で出席点を取られていることに気付かず・・・。
- 丸1日PCの前でオンライン授業はさすがに疲れるし、友達もできず・・・。でも対面が再開したらしたで、通学がメチャクチャ面倒でした(苦笑)
- 接続不良に教授の操作不慣れ、さらには教授の活舌が悪くて聞き取れないなど、正直しんどい。