「勉強をしなければならないけどやる気が出ない」、「課題を終わらせなければならないのにも関わらず面倒で手をつけられない」なんて経験、皆さんも一度はしたことがあるのではないでしょうか。もしくは日常的な悩みのタネとなってしまっている方もいるかもしれません。
しかし時間は有限。やる気が出ないと言う理由でだらだらと時間を過ごしてしまうのはとてももったいないことです。
そこで今回は、”強制的にやる気を出す方法”についてご紹介していきたいと思います。
作業興奮とは
嫌々でもまずは深いことを考えずに手を動かしてみる、面倒でもとりあえずやってみるということが、実はやる気を出す1番の近道なのです。では具体的にはどうすれば良いのか、その手順とコツについて説明していきます。
①タイマーを5分にセットし、5分間だけ作業をしてみる
まずは5分間机に向かって、ペンを走らすなり教科書を読んでみるなり、とにかく手を動かしましょう。5分経って、その時点でまだ作業を継続する気が起きなければ、そこでいったん中断してしまって構いません。
たった5分間です。誰にでもできますよね?
②もう一度タイマーを5分にセットし、休憩する
最初の段階でまだやる気が出なければ、無理をせずに休憩をします。お茶を飲むなりゲームをするなり、リラックスして過ごしましょう。
③ ①をもう一度繰り返す。
休憩が終わったら、また5分間だけ作業をしてみます。そこでまだやる気が出なくても、全く焦る必要はありません。もう一度休憩しましょう。あとは、5分間の作業の後に「まだやってもいい」という気持ちになるまでひたすら①と②を繰り返します。
なぜ、やってみることでやる気が出るのか?
やる気の正体とはなんなのか。それは「ドーパミンが分泌される事」と言い換えることができます。そしてそのドーパミンを分泌させるには、脳の側坐核を活性化させる必要があります。ではどうすればいいのか?それは、手足を動かすことしかありません。
逆にいうと、何もしなければ、手足を動かさなければ、やる気は出ないままなのです。
やる気が出るまで待つ、なんてことは全く無意味なのです。家でゴロゴロしていても一向にやる気は出ません。それが人間の体の仕組みです。ですから、やる気が出ないからこそ体を動かすこと、これが大事なのです。
作業興奮は他にもメリットが
側坐核からドーパミンが分泌されると、鎮痛効果をはじめ様々な嬉しい副次的効果があります。頭痛やだるさを感じやすいのはストレスを感じている時が多いですが、ストレスを感じてしまうと、ドーパミンが分泌されずになおさらやる気が出ないという負のスパイラルになってしまいます。
そんな時こそ、体がしんどい時こそ、やる気が出ない時こそ、少しでも手足を動かしてやる気ホルモンを分泌させて体の調子を整え、良いスパイラルを作りましょう。
やる時はやり、休む時は休む。作業興奮の作用を理解して、成績UPをめざしましょう!