1学期期末テストに向けて注意すべき3つのポイント

5月末の中間テストはどうだったでしょうか?

新指導要領が適用され、また新学年最初のテストですから“先生が変わった”などの理由も相まって、傾向も対策も手探りだった面も否めないでしょうし、「計画通りうまくいった!」という人は少ないのではないでしょうか。

しかし、中間テストが終わったと思ったのも束の間、本記事公開時点で期末テスト3週間前を切っています。加えて6月後半は、大会などで部活動が忙しくなってくるので、思うように勉強時間が確保できないという問題も出てきます。

ですから、期末テストに向けては、早めかつ要点を絞った対策が必要となるのです。今回は、1学期期末テストに向けて注意すべき3つのポイントを解説します。

ポイント① 早めの対策を

期末テストは主要5科目の国・数・英・理・社に加え、音楽・体育・技術など副教科の筆記テストも実施されます。つまり、勉強すべき科目数が増えるのです。

一方で、6月は学総もあり部活動が忙しく、勉強時間の確保が難しくなってしまいます。科目数は増えるのに勉強時間は十分に確保できないという、1学期期末テストの大きな試練の一つです。

ですから、早め早めの対策が必要になってきます。

特に暗記系や、提出ワークが課される科目は、テスト直前にバタつく傾向にあるので遅くとも3週間前からコツコツと進めていきましょう。

ポイント② 副教科の勉強

期末テストには、音楽・体育・技術など実技教科の筆記テストも実施されます。科目数が増えること自体は負担ですが、一方で実技が苦手な人にとっては、巻き返しのチャンス!絶対に失敗したくないですよね。

幸い、これらの筆記テストは暗記が中心なので、科目の得意不得意に関係なく、高得点が狙えます

しかし実技科目の筆記テストは、専門的な知識に関するものが多いゆえ、暗記に苦戦するかもしれません。

暗記に苦戦したときに有効な対策として、苦手ポイントをまとめたメモを作ることをお勧めします。

勉強するたびに苦手なポイントを書き留めていくことで、苦手な部分が明確になり、より効率的な勉強が期待できます。また、このメモはテスト直前に確認して、サッと苦手ポイントを復習するのにも利用できます。

ポイント③ 指導要領改訂後の傾向と対策

5月末に実施された中間テストは、指導要領変化後初の定期テストでした。果たして傾向にはどのような変化が見られたのか、今回は特に変化の影響を受けた英語にフォーカスして解説したいと思います。

今回の英語の中間テストは、どの学年も明らかにリスニングの配点が高くなっていました。

ただ単語の意味を覚え、教科書の本文を理解するだけでは不十分ということです。単語のスペルと意味だけでなく、発音も覚えなくてはなりません。実際に、発音を聞いて意味を答える問題も見られましたし、音と意味のつながりも大切だということです。

そこでおすすめの対策が、音読です!

発音が分からなくても大丈夫。電子辞書もしくはネットでも、単語を検索するだけで簡単に、正しいネイティブの発音を聞くことができます。これらを活用して、単語を覚えるときも、教科書の内容を勉強するときも、音読を意識するようにしましょう。

音読は暗記力向上の効果もあるので、発音を覚えられるだけでなく勉強効率も向上します。ぜひ、実践してみてください!
4技能時代に必須のリスニング勉強法