中学や高校での定期テスト、あるいは模試を受けると、成績表の中でも気になる指標の一つが「順位」です。学年順位の浮き沈みに一喜一憂という経験は誰しもにあることでしょう。
この順位という成績指標は、大学進学後にはそれほど大きな意味を持たなくなってくるケースが多いものの、成績トップの者に対しては「首席」という形で、特別に栄誉ある表彰をされるケースがあります。
今回は、こだわり講師陣の中でも首席表彰を受けたことのある横山先生に、首席になるとどんなメリットがあるのか等、聞いてみました。
- 名前:横山 祥希
- 出身:長野県(小諸市)
- 担当教科:英語・数学
- 特技・趣味:口笛、LiveStreaming
- マイブーム:大学のキャンパス内でエレベーターを使わないこと
- 小さい頃の夢:俳優
- その他:数年前までこだ塾の生徒でした
そもそも首席って何?どういう基準で選ばれるの?
中学や高校における「学年1位」みたいなものです。
ただ、中学や高校でのテストなどとは少々異なり、大学ではGPA(Grade Point Average)という学年評定のようなもので成績が評価され、それが学部内トップだと首席となります。
首席を目指そうと思ったきっかけってあるの?
中学・高校と何かしら一番というものを取ったことがなく・・・。せっかく大学で4年間も勉強するなら、ただ勉強するだけでなく一番を取ってみたいと思ったことがきっかけです。
首席になる上で何が大事?何がつらかった?
大前提として、テストで満点に近い点数を取ったり、内容の充実したレポート等の提出は必須です。
ただ、一見当たり前のことのようで、できないorやろうともしない大学生の方が圧倒的に多いと思いますし、意外と誰でもチャンスはあるのかなと思います。
ちなみに私は授業を一度聞いただけで覚えられるほど頭が良くないので、とにかくノートは丁寧に取るようにするなど、授業はメチャクチャ集中して取り組み、極力授業中にマスターできるようにしています(自分のフリータイムまで削って勉強していた時はかなり苦しかったです・・・)
首席になると何かメリットあるの?
研究室に配属される時にGPAの高い順に希望が優先されるため、首席になればまず希望の研究室に配属されます。また、院に進学する際にも推薦を受けやすくなるので、特に理系の場合は首席の恩恵は大きいと思います。
他にも奨学金として結構な額のお金がもらえたり(大学によると思いますが)、個人的にも自信とかプライドが付いたり・・・実際、最近は知識欲が凄いです(笑)
首席になって何か変化はあった?
「どんな授業でも無駄なものはない」と思えるようになってきました。自分が将来研究するテーマか否かに関わらず、新たな知識や考え方が他の分野に活きることも多いですし、それに、より多くのことを学びたいと考える知的好奇心は、将来に渡っても絶対に必要なことだと思うので。
首席に限らずですが、大学で勉強することの意義って何だと考えます?
将来の選択肢が広がることだと思います。実際に私も、高校時代は「なんとなく理系の大学に進んで化学っぽいことをやりたい」ぐらいに考えていましたが、大学で勉強していく内に「電池やバッテリーに関する分野で働きたい」と思えるようになってきました。
私の例に限らず、勉強して、様々な分野に触れることで、将来やりたいことが見つかったり、より具体化していくこともできると思いますので、そういう点で、大学の勉強も取り組み次第で意義深いものになると思います。
首席から後輩たちにアドバイスをお願いします!
どんなにつまらない授業でも、もしかしたら興味関心の惹かれるものが見つかるかもしれませんし、一度で良いので真剣に授業に向き合うようにしてみてください!
また、部活やサークルなどの課外活動も同じで、そこに真剣に取り組むことで様々な経験が得られたり、将来の選択肢が変わることだってあると思います。
とにかく今目の前にあるチャンスに全力投球を心掛けて欲しいと思います!