「委員会に所属していたかどうかは受験に影響するの?」
これはほとんどの受験生が抱えている疑問なのではないでしょうか。面倒なのでしなくて済むならしたくないというのも率直なところでしょうが、しかし現実として関わってくるのであれば、受験生ではなくともその実態については知っておきたいところです。
そこで今回は、委員会活動が受験にどのように影響してくるのかについて確認しましょう。
委員会活動と内申書への影響
結論から申し上げると、「一般的に重視されるのは各科目の成績ではあるが、委員会活動をしていると有利になることもある」という事です。
公立と私立で考え方も変わってくるので、2例に分けて考えていきましょう。
公立高校の場合は、内申点を含む「調査書」の項目に委員会活動も含まれており、その活動が得点化され、調査書点に計上される仕組みとなっています。割合として決して大きなものではありませんが、似た学力のライバルがひしめき、1点のせめぎあいともなるのが受験です。委員会活動の有無が結果を分かつ可能性もあることを思えば、やっておいて損はないと言えるでしょう。
一方で私立高校、特に附属高校以外の推薦入試が一般的な私立高校の場合は、事前に明確な推薦基準が設定されているため、内申点や模試の成績がそれを上回っている場合には、委員会活動の結果は大きな意味を持ちません。
しかし、私立高校によっては独自の加点制度を導入しているケースも多く、まさに委員会活動を加点要素として評価してくれるケースもあります。例えば、推薦基準が内申36として、実際の内申点が35だったとします。この時、委員会活動の実績があればプラス1点の加点評価をしますという具合で、委員会活動をしていたおかげでギリギリ基準クリアとなるケースは決して少なくないのです。
こうして考えれば、公立私立を問わず、やっておいて損はない。いえ、むしろやっておけば有利になるケースが多いのが委員会活動なのです。
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他の委員会に比べて仕事内容に責任感があり事務的な作業がとてもためになるが、活動期間は選挙が行われる間のみのため、常に忙しい訳ではなく勉強にも集中できるため非常におすすめ。