少しずつ春の気配も漂うようになってきました。受験や定期テストも一段落という方が多く、ホッとされている方が多い季節ではないでしょうか?
しかし、特に現在中2以下の世代は、春から新指導要領の適用されることもあり、テストが終わったからといって油断はできません。
集中力や記憶力などの学習効率を高めるには、食事はとても大事ですし、しっかりと栄養ある食事を取らなければ免疫が低下し、体調不良にも繋がります。
そこで、そんながんばる学生の為に、花咲徳栄高校食育実践科の全面協力のもと、受験や試験勉強に効果抜群な食事「スタメシ」をご紹介します。
早速今晩のおかずに!レシピ紹介
サラダ巻き
(En:485kcal Ca:43mg Fe:1.0mg 塩分:2g)

●かいわれ大根 1/2パック ●胡瓜 1/2本 ●卵 3個 ●出汁 70㏄
●醤油 5㏄ ●砂糖 27g ●塩 1g ●油 適宜
- 材料を仕込む
- 巻きすにのり1/2枚を縦長に置き、すし飯を200g程度のせ全体に広げる。中央に具材が動かないように押さえながら巻き込む。形を整えながら締め付け、1本を3等分に切り分ける。
・ツナ:油を切りマヨネーズと和える。
・かいわれ大根:良く洗い水気を拭いておく。
・胡瓜:4等分の棒状に切っておく。
・卵:卵3個分を溶きほぐし調味料を加え卵焼きを作る。冷めたら棒状に切る。
鰆の焼き漬け 菜の花添え
(En:198kcal Ca:40mg Fe:1.2mg 塩分:1g)

●かつお節 少々
【つけだれ用】
●醤油 50㏄ ●酢 50㏄
- 鰆に少量の塩を振り15分程度置いておき、余分な水分を抜く。
- ①の水分を拭き取り、鰆を焼く。
- 醤油と酢を同量で混ぜ合わせておく。
- 焼き上がった鰆を熱いうちに③に漬け込む。
- 菜の花は水洗いをして、かたい部分を切り落とし、塩を加えたお湯で茹でる。
- ⑤を冷水に取り色止めをし、水気を絞り出汁醬油と和える。器に鰆と菜の花を添えて盛り付け、菜の花にかつお節をのせる。
鮭の粕汁
(En:221kcal Ca:109mg Fe:1.9mg 塩分:2g)

●椎茸 4枚 ●こんにゃく(小) 1枚 ●油揚げ 1枚 ●青ネギ 適宜
●生姜 1かけ ●出汁 5cup ●味噌 72g ●酒粕 100g
- 酒粕は同量の水(分量外)と合わせて1時間程度置いておく。
- 大根、人参、ごぼうは大きめの乱切りに切る。椎茸は4等分に切り分け、こんにゃくは灰汁抜きをして乱切りに切る。
- 油揚げは熱湯をかけ油抜きをして短冊に切る。
- 鍋に出汁を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮る。
- 野菜が煮えたら、一口大に切った鮭を加える。
- ①と味噌を合わせて④の出汁でのばし鍋に戻す。味を調え器に盛り、生姜汁と小口切りにした青ネギを添える。
イカのけんちん蒸し
(En:187kcal Ca:116mg Fe:1.1mg 塩分:0.9g)

●さやいんげん 30g ●木綿豆腐 1丁 ●卵 2個 ●塩 1g
●醤油 5㏄ ●みりん 15㏄ ●サラダ油 大さじ2
【八方出汁】
●出汁 400㏄ ●みりん 50㏄ ●薄口醤油 50㏄
【銀あん】
●出汁 200㏄ ●みりん 10㏄ ●薄口醤油 10㏄ ●生姜汁 少々 ●水溶き片栗粉 少々
- イカはつぼ抜きにして、胴体の薄皮をむき、足の部分を塩茹でし、細かく切る。
- 木綿豆腐は重石をしてしっかり水分を切る。
- 八方出汁の材料を合わせ、ひと煮立ちさせ冷ましておく。
- 椎茸、人参、ごぼうは3㎜角に切り、茹でて③の八方出汁に漬ける。
- さやいんげんは筋を取って塩ゆでし、3㎜幅に切って④と合わせる。
- フライパンに油を敷き、②の豆腐を炒める。汁気を切った④を加え、塩、醤油みりんで調味し、溶き卵を半量程度加え半熟にして巻きすの上で冷ます。
- ①の胴体の中に片栗粉(分量外)を振り、冷ました⑥に残りの溶き卵を混ぜ7分目まで詰めて口元を竹串で閉じ、15分間中火で蒸す。
- 鍋に銀あんの材料を入れ煮立て、味を調えて水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 蒸しあげたイカを輪切りにして器に盛り、⑧の銀あんをかける。仕上げに生姜の絞り汁を数滴加える。
花咲徳栄高校 食育実践科とは?
厚生労働大臣より認可を受けた調理師養成施設校で、卒業と同時に調理師免許が取得できます。本校の食育実践科は、食育を実践する新たな教育活動を行い、社会で活躍できる食のスペシャリストを育成しています。
同校は、文部科学省の「スーパー食育スクール事業」指定校(2014~2016年度)および、「つながる食育推進事業」モデル校(2017年度)となりました。その経験を生かしながら、継続して食育活動に力を入れています。主な取り組みとして、食育実践科の生徒が主体となり、普通科の生徒に向けた食育指導や、地域の幼稚園、小中学校との交流授業などがあります。
その中で、特色ある取り組みとして「アスリートメシ(通称:アスメシ)」、「スタディメシ(通称:スタメシ)」、「CaFeメシ(通称:カフェメシ)」の3つのコンセプトに合わせた食事提供を実施しています。食育実践科の生徒がレシピの考案、調理、配膳、片付けを担当し、食事の時間を利用して食育指導も行っています。


