どれぐらいの頻度で塾通い?みんなの塾通い事情

巷では受験生が志望校合格に向けて一層熱の入っていく時期ですが、そういった姿に感化され、あるいは将来わが身にやってくるその時を見据え、はたまた進学に備えての準備という位置づけで、塾通いを始めることを検討される方が増えてくる時期です。

ただし、一様に塾通いといっても、通塾頻度や受講科目はどうしたら良いのか、現状の学力や学年、お悩み、あるいは集団指導なのか個別指導なのかといった指導形態によって異なるところもあり、答えのない疑問だけに悩みどころです。

そこで、周囲の皆がどれぐらいの頻度で通塾し、どういった科目を受講しているのかをリサーチしてみました。初めての塾通いに際しての参考にしてみてください!

学年別通塾に関する調査からは主要2科+αの傾向が顕著

学年 小4 小5 小6 中1 中2 中3
通塾率 26.2% 33.3% 37.8% 45.1% 50.9% 65.2%
受講科目 英語 30.9% 31.9% 47.7% 87.3% 88.2% 89.3%
算/数 76.6% 80.4% 78.8% 81.5% 85.5% 90.8%
国語 62.8% 66.4% 60.6% 42.4% 43.8% 59.4%
理科 11.7% 21.6% 20.0% 30.3% 34.4% 58.2%
社会 10.2% 20.4% 18.9% 28.1% 32.3% 55.7%
通塾頻度/週 2.13回 2.40回 2.47回 2.16回 2.20回 2.67回

まず通塾率に関しては、中1の段階ですでに半分近くが塾に通っているというデータになっており、特に英語や数学の受講率は8割以上、やはりこの2科目に関しては早めに対策しておきたいという意向が伺えます。

通塾頻度に関しても、そうした状況を反映したものになっており、英語と数学の2科目を中心に(小学生の内は算数と国語)、学年が上がるにつれて「もう1科目」という傾向がハッキリと見て取れます。

ただし、通塾頻度や科目に関しては、塾の指導形態によっても大きく変わってきます。

一般的に講師一人当たりに担当できる生徒数の多い集団指導形態の方が授業料が割安になる傾向にある為、主要3科を中心に、中には週5日、理社も含めて5科目受講しているという層も一定数存在するようです。

一方で、講師一人当たりの担当できる生徒数が限定される個別指導形態は、集団塾に比較して授業料も割高になりがちな為、主要3科、特に英語や数学を中心に、週2回前後の通塾頻度というケースが多いようです。

ただし、いずれの形態であれ、塾の授業に依存した受動的なスタンスでは成績UPや志望校合格はそうたやすくはなく、自習環境の活用や講師への積極な質問など、より自発的なスタンスが不可欠なことも明らかです。

そういった環境面をどう活用できるかという観点も、塾通いを検討する際にはしっかり吟味するようにしましょう。