何が正解?皆のお小遣い事情を考察!

皆さんはどのように、お子さんにお金を与えていますか? お金の与え方は様々で、「定期的に定額を与える」というお小遣い制以外にも、「必要な時に必要な分だけ与える」「お手伝いの対価として与える」等があります。

では、お小遣いはどのように与えるのが一番良いのでしょうか。今回は、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾の生徒&講師に、お小遣いをどのようにもらっているかアンケートを実施しました。お小遣いはどのように与えるのが適切か、考えてみましょう。

アンケート結果

Q. お小遣いをどのようにもらっているか

  • 定期的に定額をもらう     ・・・54%
  • 必要な時に必要な分だけもらう ・・・44%
  • お手伝いの対価としてもらう  ・・・2%

「定期的に定額をもらう」と「必要な時に必要な分だけもらう」という形態がほぼ半々、全体に対して大多数を占めています。一方「お手伝いの対価としてもらう」は、小学生2人しか回答しておらず、極めて少数派ということが分かりました。

そこで今回は、「定期的に定額をもらう」と「必要な時に必要な分だけもらう」という2つの形態に着目して、それぞれの形態を経験した2人のこだわり講師にインタビューをしてみました!

インタビュー

K先生

どのように親からお金をもらっていましたか?

高校2年生から、通学費とは別に月に10000円もらっていました。

「定期的に定額をもらう」という形態を通じて、よかったなと思うことはありますか?

今振り返ってみると、お小遣い制のおかげでお金の管理能力がついたのかなと思います。1か月10000円の制約の中で、自分のやりたいことをどれだけできるか考えて、お小遣い帳をつけたりしていました。

出費がかさんで金欠になり、困ったことはありませんでしたか?

金欠で困ることはなかったですね。基本的に1か月に10000円以上は絶対にもらえなかったので、いざという時に備えて少しずつ貯金をするようにしていたんです。

D先生

どのように親からお金をもらっていましたか?

高校生でバイトを始めるまで、事前に親に予定を言っておき、当日必要な分だけもらっていました。

「必要な時に必要な分だけもらう」という形態を通じて、よかったなと思うことはありますか?

予定さえ言っておけば必要な額がもらえたので、お小遣い制と違って、お金がないから誘いを断るなんてことはなかったですね。

では逆に困ったことなどはありますか?

予定を言い忘れたときにお金がもらえなかったことです。その時はお年玉の貯金を切り崩して何とかなっていましたが、予定を言っておけばなかったはずの出費なので、とても損をした気持ちになりました。

まとめ

K先生も言っていますが、「定期的に定額を与える」というお小遣い制は、子どもの金銭管理能力を養うことができるという効果も期待でき、自立へのステップとして一度実践しておきたいです。

一方で、お小遣い制は子どもに自由を与えることになりますから、親からすると不安が残ります。したがって、ある程度自立できるまでは「必要な時に必要な分だけ与える」という形態で親の目が届くようにしておき、中学生以降、自立を促すようにお小遣い制を導入するのが理想形ではないでしょうか。