冬休みは短い。よく言われることですが、事実、本稿公開の25日を起点に、1/7まで14日間しかなく、しかもクリスマスや年末年始等イベント類も盛り沢山です。特に中学生にもなればその間も部活というケースもあるでしょうし、勉強から顔を背ける理由を挙げればキリがありません。
しかし、たかが14日間、されど14日間。短いからこそ、あれこれと手を広げるのではなく明確にテーマをもった学習をできれば、差をつけるにも遅れを取り戻すにも、十分に成果の期待できる期間です。
そこで、どういった意図を持って何をすべきか、冬休みの学習のポイントを確認してみましょう。
計算、英単語、漢字の三大基礎は徹底!
短い間でもコツコツと取り組むべき学習の一番手は、やはり計算・英単語・漢字といった基礎の反復です。
塵も積もれば山となるの言葉通り、例えば毎日10語でも14日あれば140語。これは中学で学習する英単語数の1割を超える量です。
逆にやらなければ、14日間という期間は忘れて抜け落ちてしまうには十分すぎる期間です。
時間にすれば各項目10分、合計30分程度で取り組める内容ですし、負担なく取り組めるという点でも、まず着手して欲しい事項の一つと言えるでしょう。
2学期期末テストに再挑戦!
師走や年末年始の忙しなさもあって時の流れが早い時期ですが、年が明けて1か月半もすればすぐに学年末テストが始まります。
そして学年末テストでは、2学期期末以降の範囲だけでなく、学校や学年、科目によっては1年間の学習内容全てがテスト範囲になるケースも散見されます。
特に今年は、コロナ禍の影響で学校の授業が猛スピードで進んだことと、単元的に難易度が上がる時期ということが相まって、2学期期末で苦戦するケースが目立ちました。
当テストの範囲はしっかり復習しておき、「今受ければもっと得点できる!」という水準まで高めていくことも、冬休みの間にやっておきたい学習のポイントです。
先取り学習にもチャレンジ!
コロナ禍の影響はまだ続いており、遅れの挽回だけでなく諸々のリスクも考慮して、学校の授業は引き続き早いペースで進むことが想定されます。
加えて、来年度から新学習指導要領が適用されることにより、学習内容が再編され、学年によっては多少早めに進めておかないと間に合わないケースも想定されます。
特に塾に通っている場合には、質問できる講師もいることなので、あらかじめ先取り学習で予習できておくと、新年度のスタートもスムーズになります。