肌寒い日が続くようになり、折からのコロナ禍に加えてインフルエンザの流行期も近づいてきました。加えて、受験生は追い込み時期ですし、受験生以外もテスト期間が近いという方が多いのではないでしょうか?
集中力や記憶力などの学習効率を高めるには、食事はとても大事ですし、しっかりと栄養ある食事を取らなければ免疫が低下し、体調不良にも繋がります。
そこで、そんながんばる学生の為に、花咲徳栄高校食育実践科の全面協力のもと、受験や試験勉強に効果抜群な食事「スタメシ」をご紹介します。
早速今晩のおかずに!レシピ紹介
鮭菜飯
(En:344kcal Ca:62mg Fe:1.4mg)

●ラード 10g ●白胡麻 10g ●中華スープ 30㏄ ●塩 少々
【炊飯用】
●水 450㏄ ●醤油 15㏄ ●酒 15㏄ ●塩 3g
- 鮭は薄塩をして15分程度置いておき、表面に出た水分を拭き取り焼く。焼けたら身をほぐし、小骨を取り除く。
- 小松菜は根元を良く洗い、3㎝の長さに切る。生姜は皮をむき、千切りに切る。
- フライパンを熱し、ラードと生姜を入れ小松菜を炒める。小松菜がしんなりとしてきたら、スープと塩を加えて炒め、バットに上げておく。
- 計量し洗米したお米に炊飯用の水と調味料を加えて炊く。
- 炊きあがったお米を十分蒸らし、鮭と小松菜、煎った白胡麻を混ぜ合わせ、器に盛る。
イカと野菜の塩炒め
(En:90kcal Ca:26mg Fe:1.1mg)

●木耳(乾燥) 10g ●パプリカ赤・黄 各1/2個 ●長ネギ 25g
●生姜 1かけ ●油 大2
【調味料】
●中華スープ 100㏄ ●砂糖 8g ●酒 10g ●塩 3g
●水溶き片栗粉(片栗粉10g、水10g) ●千切り唐辛子 適宜
- イカは飾り包丁をして塩と澱粉でもみ洗いする。水気をよく切り、湯通しする。
- ブロッコリーは一口大に切り、硬めに茹でる。木耳は水で戻し、かたい所は除き一口大に切る。
- 長ネギと生姜は薄いひし形に、パプリカは種を取り一口大に切る。
- フライパンに油をひき、生姜と長ネギを入れ香りが出たら、木耳とパプリカを炒め、イカとブロッコリーを加えさらに炒める。調味料を加え、味を調え、仕上げに水溶き片栗粉で軽くとろみをつける。
- 器に盛り付け、千切り唐辛子を飾る。
鶏手羽とごぼうのスープ
(En:212kcal Ca:87mg Fe:1.6mg)

●椎茸 5枚 ●万能ねぎ 10g ●中華スープ 800㏄ ●酒 30㏄
●醤油 15㏄ ●塩・胡椒 適宜 ●ごま油 適宜
- 手羽先は骨に沿って切り込みを入れる。
- ごぼうは良く洗い厚めの斜め切りにし、水にさらして水気をきる。
- フライパンに油を熱し、①の手羽先を皮目から入れ、両面に焼き色をしっかりつける。②のごぼうを加え軽く炒める。
- 木綿豆腐は水切りをして一口大の大きさに切る。
- 万能ねぎは1㎝の長さに切り、椎茸は4等分に切る。
- 鍋にスープ、手羽先、ごぼう、豆腐を入れ一度沸かし、10分~15分程度中火で煮る。アクを取って椎茸と調味料を加えて味を調える。仕上げに万能ねぎとごま油を少量加え、器に盛る。
シシャモ春巻き
(En:238kcal Ca:194mg Fe:0.7mg)

●春巻きの皮 5枚 ●小麦粉 適宜 ●水 適宜 ●揚げ油 適宜
- シシャモはあらかじめ焼いておく。
- 春巻きの皮に大葉、スライスチーズ、シシャモをのせて包み、巻き終わりの部分に水で溶いた小麦粉の糊を付ける。
- 180℃の油で揚げる。
- 揚がった春巻きの油をしっかり切り、斜めに切って器に盛る。
フルーツ杏仁
(En:184kcal Ca:78mg Fe:0mg)
●板ゼラチン 5g ●アーモンドエッセンス ●シロップ(水50㏄、砂糖25g)
●お好みのフルーツ
- シロップを作る。鍋に水と砂糖を入れ火にかけて砂糖を溶かす。砂糖が解けたら粗熱を取り冷やしておく。
- ゼラチンを水で戻す。
- 鍋に牛乳と砂糖を入れ火にかける。牛乳が温まり砂糖が溶けたところに、戻したゼラチン(水気を絞る)を加えたら火を止めてゼラチンを余熱で良く溶かす。
- ③の粗熱をしっかり取り、生クリームとアーモンドエッセンスを数滴加え、器に注ぐ。
- 冷蔵庫で冷やし固める。
- ⑤にシロップと適宜フルーツを入れ、完成。
花咲徳栄高校 食育実践科とは?
厚生労働大臣より認可を受けた調理師養成施設校で、卒業と同時に調理師免許が取得できます。本校の食育実践科は、食育を実践する新たな教育活動を行い、社会で活躍できる食のスペシャリストを育成しています。
同校は、文部科学省の「スーパー食育スクール事業」指定校(2014~2016年度)および、「つながる食育推進事業」モデル校(2017年度)となりました。その経験を生かしながら、継続して食育活動に力を入れています。主な取り組みとして、食育実践科の生徒が主体となり、普通科の生徒に向けた食育指導や、地域の幼稚園、小中学校との交流授業などがあります。
その中で、特色ある取り組みとして「アスリートメシ(通称:アスメシ)」、「スタディメシ(通称:スタメシ)」、「CaFeメシ(通称:カフェメシ)」の3つのコンセプトに合わせた食事提供を実施しています。食育実践科の生徒がレシピの考案、調理、配膳、片付けを担当し、食事の時間を利用して食育指導も行っています。


