キンキンに冷えた飲み物よりも、温かい飲み物でホッとしたくなる季節になりました。
ところで、冷たい水と温かいお湯の間では、化学的にどういった違いが生じているのでしょうか?おなじみの凸凹コンビが実験してみました。
こだニャン
カマゴンは冷たい水と温かいお湯の違いを化学的に説明できるかニャン?
ん?化学的に??そりゃ、温かい方がグツグツボコボコ・・・。
カマゴン
こだニャン
グツグツボコボコ・・・?
3分でカップラーメンが出来上がるとか??
カマゴン
こだニャン
“化学的”のかけらもない答えだニャン。答えは、温度の違いは分子運動の激しさの違いニャン!
運動!?ということは走ったり動いたり?水も動かすと温かくなるの?
カマゴン
こだニャン
案外的を射てるニャン。実際に実験して確かめるニャン!
よーし!ガンガン動かしてお腹すかせて一杯食べるぞ~!!
カマゴン
実験準備

- 水(あらかじめ常温にしておく)
- ペットボトル(同じものを2つ用意する)
- 計量カップ(ペットボトルに水を100mlずつ量りとる)
- 温度計(小数点以下も測定できればgood!)
- 水筒(魔法瓶)
実験:水を動かす(振る)と温度が上がるのか?
こだニャン
振って振って振りまくるニャン♪
ぬぉーーーーーー!
温かくなれーーー!
沸きあがれーーー!

・・・ってか、手で握ってたら体温で上がっちゃうんじゃない??
温かくなれーーー!
沸きあがれーーー!

・・・ってか、手で握ってたら体温で上がっちゃうんじゃない??
カマゴン
こだニャン
うん、そうニャンね。
そうニャンね・・・って、なんって無責任な!?
カマゴン
こだニャン
冗談ニャン(笑)
比較のために手で握るだけの実験もやってみるニャンけど、こういうの何て言うか知ってるかニャン??
比較のために手で握るだけの実験もやってみるニャンけど、こういうの何て言うか知ってるかニャン??
対照実験でしょ?もう疲れちゃったよ・・・。
カマゴン
5分後・・・
こだニャン
振った方が握っただけの時と比べて、5分間で約3℃も温度が上がったニャン!
握っただけ | 振った | |
---|---|---|
実験前 | 24.1℃ | 24.1℃ |
実験後 | 25.6℃ | 28.5℃ |
実験前 | +1.5℃ | +4.4℃ |
これは、振ることで水の分子運動が激しくなって、それが温度上昇という現象になって表れたんだニャン。
すごい!・・・ってことは、おつかいで冷たいコーラを買う時も、丁寧に運ばないとぬるくなって怒られるってことか!?
カマゴン
こだニャン
それより炭酸が抜けて怒られるニャン。
ところで魔法瓶を使っても、やっぱり振ると温度が変わるのかなぁ?
カマゴン
こだニャン
なかなか面白い発想だニャン。
早速実験だニャン!
早速実験だニャン!
実験2:魔法瓶でも振ると温度が上がる?
こだニャン
カマゴンがハーハー言いながら振ってくれたニャンけど・・・
握っただけ | 振った | 魔法瓶を振った | |
---|---|---|---|
実験前 | 24.1℃ | 24.1℃ | 24.1℃ |
実験後 | 25.6℃ | 28.5℃ | 24.8℃ |
実験前 | +1.5℃ | +4.4℃ | +0.7℃ |
フタもしてるし、余計に温度が上がると思ったんだけどなぁ・・・。
カマゴン
こだニャン
なかなか鋭い着眼点持ってたニャンね・・・。
化学的にカマゴンの説を解釈すると、確かに空気との接触による熱放射=エネルギー損失が起こらニャいから、温度が上がりやすくなると考えるのは的を射てるニャンけど、実際には魔法瓶の保温性、つまり温まりにくいし冷めにくい機能が勝ったということニャン。
化学的にカマゴンの説を解釈すると、確かに空気との接触による熱放射=エネルギー損失が起こらニャいから、温度が上がりやすくなると考えるのは的を射てるニャンけど、実際には魔法瓶の保温性、つまり温まりにくいし冷めにくい機能が勝ったということニャン。
よーし!これからはおつかいでコーラを買った時はすぐに魔法瓶に移して持って帰ろう!
カマゴン
こだニャン
魔法瓶でコーラ飲んでおいしいのかニャン???