先日実施された第6回北辰テストを終え、いよいよ年内実施予定の模試は、実質的に第7回北辰テストを残すのみとなりました。
そしてそれは、特に私立高校志望者にとって、確約獲得に向けてのチャンスがあと1回になったことを意味します。

特に今年はコロナ禍の影響で、北辰のテスト範囲も例年とは異なるものになっています。ここまで順調に推移してこれたという方も、あるいは最後に大逆転を期する方も、悔いのない受験シーズンを過ごすために、この11月をいかに過ごすべきかのポイントを再確認しておきましょう。
英語
- 文法面は「不定詞」が新出テスト範囲。構文類はしっかり押さえておこう。
- 選択問題組は英作文対策がMUST!
文法的にも、基本的には「現在完了」など、例年であれば1学期までに学習する内容がメインの為、難易度的には例年より取り組みやすいことが想定されます。
ただし、不定詞は構文類を押さえておかないと手に負えない面が出てくるため、覚えるべきものはしっかり覚えておくようにしましょう。
数学
- 関数分野が「二次関数」に。例年平均点の下がる傾向にある内容だけに、しっかり確認しておこう。
- 選択問題組は計算や小問などの基本問題を確実に押さえておくこと!
特に今回から関数分野で「二次関数」が登場することもあり、対策は必須。
ただし、全国的に見ても高難度な埼玉公立高校入試を模していることもあり、応用問題突破以上に、むしろ取るべき問題を着実に取りきる手堅さが、結果を出すうえでの条件と言えるでしょう。
国語
- 文字数が増加傾向。また「当てはまらないものを選べ」といった出題もあり、時間対策が重要に。
- 全科目中最大配点の作文で高得点を叩き出すことが上位進出の条件。
ただし、だからこそ平均点は高めに出る傾向があり、配点の大きな作文や、取るべき漢字問題などで失点を重ねると致命的。
理科
- 資料の量が激増!問題から適切に情報を読み取る練習が不可欠。
- テスト範囲は第6回と同様、「電磁誘導」を除く1・2年全範囲と「遺伝」。学校の進捗とは大きく異なることも考えられるため、これまでの学習事項を再確認しておこう。
特に化学分野は、実験が3部構成になるなど複雑化しているため、対策は不可欠。
社会
- 公民分野が新出。憲法や人権に関しては要チェック!
- 記述式問題の出題比率や配点比率が増加傾向にあるため、記述練習は怠り無く。
また、説明記述させる問題も増えているので、一問一答形式の安易な知識の詰め込みは通用しない。