定期テストって何?

定期テストの存在意義

定期テストは1年に5回、まとめてそれまでの学習事項をテストするもので、多くの保護者世代の当時と同様、1日または2日間で全科目実施されます。

小学校のカラーテストのように、勉強してから間を置かずにテストするわけではないので、テスト範囲も各科目、教科書で30ページ前後の分量になりますし、それが5科目になれば合計150ページ分、9科目になれば270ページ分・・・、一朝一夕にどうにかなる分量ではなくなります。

量だけではありません。平均点も概ね60点前後になるよう難易度が調整されるので、それまで見たことのないような点数(悪い意味で)を取ってしまうケースも出てきます。

また、校内順位が出るので、学校内での自分のポジションが数字という形で明確にされてしまいます。順位を上げていくことが大きなモチベーションになる子もいれば、下がっていく順位にどんどんヤル気をなくしたり、「自分はこんなもんだ」と諦めてしまう子もいます。

さらに、最も重要なポイントは、定期テストの結果が受験に直結するという点です。

中学校の成績は高校受験の際、調査書として高校に送られ、内申点という形で得点化されて合否判断に利用されます。

その成績には、1年生からの通知表の成績が含まれており、通知表の重要判断材料となる定期テストは、まさに受験そのものと言っても過言ではないのです。

高校進学に向けての戦いは、1年生の1学期中間テストからもうスタートしてしまうというこの事実を、きちんと受け止めて準備をしているのか、そうでないのか。3年後の結果は言うまでもありません。

下の画像は、実際の定期テストの範囲表です。学校や学年、年度によっても内容は異なりますが、概ねテスト期間が始まるさらに1~2週間前には配布されますので、その意味をよく理解して、早めに対策に取り組むようにしておきたいものです。