塾通いの目的の一つとしても挙げられることの多い「学習習慣の確立」。成績UPや志望校合格の前提条件とも言えるものですが、宿題など課されたことこそ渋々取り組みつつも、なかなか“学習習慣”と言えるほど身に付かない現実に思い悩む方も多いことでしょう。
もちろん、勉強している当の子供たちの側でも、もっと勉強が苦にならない方法があるのであれば、是非ともすがりたいと考えていることでしょう。
そこで、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾講師陣からの意見も参考に、学習習慣確立のコツについて考えていきましょう。
タイムスケジュール
- 時間を決めて塾の自習室に行き、どんなにヤル気が出なくてもまずは1ページだけやってみる
- 特に長期休暇や週末など、まずは決まった時間に起きることから始める(いきなり何時に塾に行って何時間勉強する!だと続かないから)
- 勉強時間を日ごとに変えない。今日は勉強しなくて良いと思ってしまう日をなくし、一定のペースで勉強する習慣を作る
「休むとだらけるので帰ってからすぐに取り組む」といった声もあったように、自分のバイオリズムや習性も考慮して時間を確保するようにしましょう。
勉強しかない環境に身を置く
- ある程度監視されているという状況を作った方が、勉強に集中できますし、(自らの反省も踏まえて)塾や学校の自習室に行くことをお勧めします。
- 学校で勉強!長期休暇も学校に行き、生活習慣を整えて勉強する環境を作った。
- 自分の部屋ではやらない!家ではエアコンもつけず「暑い(寒い)から図書館や自習室に行こう」と考えられるようにしていました。
その点、塾や学校の自習室は、そもそも“勉強するための場所”であることからも、雰囲気だけでなく各種の教材や講師陣など、勉強に最適な環境が整えられています。
まずは30分といった短い時間でも良いので、通うことを習慣化することも学習習慣確立の第一歩です。
仲間
- 信頼できる人に予定・計画をたててもらい、サボると気まずい雰囲気になる=やらざるを得ないという状況を作った。
- 自学できないなら塾や親にいつ何をやるかなど管理してもらい、報告する。
- 成績が良い友達やライバルと自分を比較し「アイツより1秒でも長く勉強する!」と決めるなど意識を高める。
特に、自分より成績が良い存在をよくよく注視してみると、勉強時間にしても勉強方法にしても、成績の良い理由や秘訣が必ず潜んでいるものです。
そういった仲間、同志、あるいはライバルを見出すことも、学習習慣確立には大きな効果をもたらします。
その他
- 今日はこれは必ず終わらせよう!などと、具体的に毎日の目標を持った方がヤル気が出てくると思います。ただ、細かすぎる予定は目標をたてることで満足しがちなので、要注意です。
- ヤル気が出ない時でもとりあえず机に座る(座ってから考える)
- 勉強を始める時は漢字や簡単な計算から入ったり(それ自体が勉強になるのはもちろん気持ち的にノッていける)、好きな教科(=ヤル気の出る教科)を伸ばすことを重視。
- 目標や憧れを持つこと。私の場合は小・中学校の先生が憧れの存在であり、勉強を教えられるぐらい豊富な知識を持つということがカッコいいと思っていたため勉強が頑張れた。
上記のエピソードも参考に、まずはやれることを一つずつ試して、学習習慣確立に向けてトライしてみましょう!