こだわり勉強法シリーズvol.2 ノートの選び方

小学校中学年ぐらいまでの内は「ジャポニカ」、高学年から中学生以降は罫線の幅こそ差異はあれども「大学ノート」。保護者の当時はノートの選択肢はそれほど多くなく、教室内を見渡せば皆同じようなノートを活用していたことと思います。

しかし現在では、そのバリエーションも実に様々。教科ごとに、あるいはテーマごとに、使い勝手を考慮した様々な形式のノートがあります。

そこで今回は、科目や目的に応じて、どういった観点でノート選びをすべきか、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾の講師陣の意見も交えながら、考察していきましょう。

①罫線ノート

以前からあるタイプで、汎用性が高く、文章を書き込みやすい。行間隔の幅ごとにも特徴がわかれる。

  • 7㎜タイプ:
  • 比較的幅が広めで余裕があり、一行ずつの書き込みがしやすい。

  • 6㎜タイプ:
  • 書き込める量が多くなり、全体としてのバランスという観点からみても見やすい。

  • 5㎜タイプ:
  • 幅が狭いので、一行おきに書き込むのに適している。

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授業用は7㎜のものを用いて手早くメモを、復習用には6㎜のものを用いて自分なりに整理しながらまとめるようにしていました。

②無地ノート

線やドットが一切ないため、文字や図、イラスト等を形状や大きさにとらわれず、自由に書き込むことができる。
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数学の演習は、本番の解答用紙の形式に対応するために無地を使っていました。また、慣れてくれば、無地の方が丁寧に書こうという意識が芽生えます。

③方眼ノート

縦横両方の線があるので、文章の方向を問わずに整理して書くことができる。人によっては線が多すぎて文章を書くには少し見づらい印象を持つケースもあるが、図形等を書くにはオススメ。
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特に数学は図やグラフをキレイに書くために、方眼ノートが手放せませんでした。

④ドット入りノート

罫線ノートの特徴に加え、ドットがあることによって文頭や文字間を揃えやすく、図形も書きやすくなっている。
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私は字が下手なので、後で読み直せるようキレイに書くために、ドット入りを使っていました。図やグラフを描く時にも目盛り代わりになって重宝します。

⑤ルーズリーフ

教科ごとにノートを分ける必要がなく、バインダーと用紙だけを持ち運べばいいという利点がある。また、ページの削除や追加、順番の入れ替えなどの整理もできる。
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英語や理科、社会など、ルーズリーフに要点をまとめるようにし、単元ごとに整理していました。

他にも、ロジカルノートといった比較的最近話題になったものから、昔ながらの英語の4本線ノートを「アルファベットを正しく書けるようになるまでは」と推奨する声も。

良いノートの定義は目的や各自の段階によっても変わってきますので、いろいろと試してみて、自分の勉強法にピッタリな1冊を探し求めてください。