もう夏休み終わり!?秋に向けて何をする??

例年と異なり変則日程となった夏休み。本来であれば、残り1週間、思い残しのないよう追い込みをかける時期ですが、今年に関しては実質的に2学期のスタートとなりました。

同時に、短い夏を経て、2学期にどう勉強のペースや中身を変化させていくべきかが悩みどころとなるタイミングです。

そこで、7月公開の下記の記事の続編という形式で、目標=志望校群ごとに、特に9-10月にどういったテーマ設定で過ごすべきかを検証してみましょう。

短い夏の指針に!志望校群別、夏の過ごし方モデル

CASE1 学力検査問題採用校

MEMO
【志望校例:川口市立、川口、鳩ケ谷etc】
  • 目標① 引き続き最優先事項は1・2年生範囲を中心とした基礎力強化!
  • 目標② 早めに定期テスト対策にも着手!
  • 目標③ 英単語や理社の暗記事項は、遅くともこの時期には一巡し、二巡目へ!
学力検査問題採用校では、高難度な問題はそれほど見られませんし(出たところで誰も解けない=解かなくて良い)、その分、取るべきものに対応できる基礎力と、それを確実に取り切れる正確性こそが重要になる・・・これは秋以降の学習においても基本となる考え方です。

特に今年は出題範囲の一部削除もあり、より1・2年生範囲の基礎の重要性が増していることからも、既習事項を一つ一つ固めることを最優先に取り組みましょう。

また、暗記事項はこの時期には一巡し、二巡目に着手できるようペース配分しましょう。「1回やったからOK」と安易に考えがちなところですが、1回で覚えられるのであれば、そもそももっと上位層にチャレンジできているはずです。2回3回と反復しながら定着させていくべきである点を心して取り組むようにしましょう。

CASE2 選択問題採用校

MEMO
【志望校例:御三家、市立浦和、蕨、川口北etc】
  • 目標① 引き続き既習事項を完璧にすることを最優先!
  • 目標② 本試で範囲となる単元はこの時期には一巡することを目標に!
  • 目標③ 特に英語は長文読解など、少しずつ実戦的な内容も導入!
難関校とは言え公立高校である以上、指導要領の範囲を逸脱するような出題は無く、また上述の通り、今年は出題範囲が一部削除されることからも、一層既習事項の完成度が成否を分かつポイントになってきます。

ただし、年々学力検査問題との共通問題が減少傾向にあることからも、選択問題特有の思考力を要する出題への対策には、早めに着手することを考えておきたいところです。

そうした観点からは、内申対策、あるいは演習量確保の為にも、そろそろ教科書の内容を一巡し、実戦レベルの演習に着手できるよう進捗管理することも、この時期の重要なテーマと言えるでしょう。

CASE3 MARCHクラス附属校

MEMO
  • 目標① 遅くともこの時期には、数英は教科書を一巡しておこう!
  • 目標② 国語は古典分野も疎かにしないように!
  • 目標③ 過去問にチャレンジする前段階として、実戦演習にも取り組んで課題を解消していこう!
もとより難関な上に、近年の附属人気もあってより狭き門になっている附属高校。さらに厄介なのが、時に中学レベルを超越した難易度の問題が散見されることです。

公立では出題範囲の一部削除が決定しましたが、多くの附属校ではこうした動きに倣わない方向性が示されており、今年も質量ともに高難易度な出題が続くことが想定されます。

学校のペースに合わせていては到底準備期間が足りないため、遅くともこの時期には教科書を一巡し、過去問演習に着手する前段階としての実戦演習を重ねていくようにしましょう。