己を知ることも大切な一歩!学習習慣&到達度の現状を自己分析!

入試に限らず、テストの類で過去問を対策することは、勉強における王道の一つと言えるものです。

しかし、やみくもに過去問を解いても、その時間的労力に比した成果が得られるケースの方が、むしろマレなのではないでしょうか。

そこに要因として大きく横たわるのは、解くことが目的化してしまい、正しく自己分析をして対策をするというステップが疎かになっている点です。

今から2500年も前、紀元前500年頃の中国・春秋時代の書「孫子の兵法」にも、相手を知るのみならず自分を正しく知ることが、勝利を得る上で大切なことだと記されています。

勝負の夏を迎えるに当たって、まずは今、自分が置かれている立場やあり方についてしっかりと分析し、自覚し、そしてどう変わるべきなのかを再考してみましょう。

下のチェックリストは、勉強習慣をはじめとして、主要科目についての勉強との向きあい方についてまとめたものです。

該当する項目が5個以下なら、正しい勉強方法が確立されており、今後の成長が期待できるという状態にありますので、たとえ今現在十分な成績が伴っていなかったとしても、自分を信じて継続することを心がけてください。

逆に、該当する項目が5個以上なら黄色信号、もしも10個以上該当する場合には、完全にアナタの志望校合格は赤信号です。

根本的に受験生としての在り方を見直すことが、勝負の夏を迎えるに当たって、まず一番最初に取り組むべき課題と言えるでしょう。(受験生以外も現状を見直す上で参考にしてください)

アナタの学習習慣は大丈夫?
夏に向けて確認しておきたい超基本の“き”

カテゴリ チェック事項
学習習慣編 勉強時間は平日1時間、休日3時間未満である。
勉強中についスマホを触ってしまうことがある。
宿題を終わらせるのがギリギリ、もしくは終わらない。
テスト範囲が発表されてからテスト勉強を始めている。
提出課題のワークは答えを写してしまうことがある。
得意科目と苦手科目の差が激しい。
漢字、英単語、計算練習を毎日する習慣がない。
数学編 いつも計算問題で失点してしまう。
文章題になると白紙解答してしまう。
単位の変換ができない(L⇒mL等)
図形の面積・体積の公式で覚えていないものがある。
三角形の合同条件が言えない。
英語編 スペルミスによる減点が絶えない。
3単現の“s”に関するミスが絶えない。
時制(現在・過去・未来)に関するミスが絶えない。
不規則変化動詞の活用(原形・過去形・過去分詞形)を40組以上書けない。
英訳や英作問題を白紙解答してしまう(もしくは“0点”)
その他 国語の記述問題は諦めて選択問題で得点している。
室町時代の将軍家の名前が言えない。
「HCl(エイチ・シー・エル)」が何の物質の化学式が分からない。