今年の夏は例年以上に“天王山”になる!?

既に発表済みの通り、今年はコロナ禍に伴う休校期間が長引いた影響で、夏休み期間が大幅に短縮されることになりました。

(黄色背景が例年の夏休み、赤枠内が今年の夏休み)

また、形式的に終業式こそ行われるものの、その後も様々な名目で登校日が追加される可能性も否定できず、実質的に夏休みと呼べる期間は例年の約半分、もしくはそれ以下となる情勢です。

ここでその期間の過ごし方を考えるべきなのは、言うまでもなく受験生です。

休みが短くなること以上に「自分の勉強時間」が短くなることが受験生にとっては大打撃!

本来であれば、目標(志望校)と現時点での自身のポジションを比較し、そのギャップを埋めるために各々の課題と向き合う「自由な時間」になるはずが、履修の遅れを取り戻すために学校に拘束されることで、物理的にそういった夏の過ごし方に支障が生じかねないのです。

とは言え、それでも朝から晩まで拘束される通常の学校登校日に比べれば、比較的時間のやりくりは利きます。

つまりこの期間の重要性が低下するわけではなく、むしろこの限られた時間をいかに有効活動できるかどうかこそが、秋以降に生じる差の大きな要因になってくるのです。

夏休みだから遊ぶのか、学校で疲れているから休むのか、それとも危機感や緊張感の伴う受験生らしい時間を過ごすのか・・・。今年の夏は、例年以上に天王山としての存在感が大きくなることは必至です。