「1・2年生のうちからちゃんと勉強しておけば良かった・・・」
ほとんどの受験生は口をそろえてこう言う日を迎えます。どうしてこのように後悔することになるのでしょうか。
その要因としてよく挙げられるのが、1年時のものから評価対象となる内申点の存在ですが、それだけではありません。
多くの単元において、1・2年生の学習内容は3年生の基礎となるものだけに、1・2年時の苦手を放置していると3年生になってもまた苦労することになるというのは、各教科共通して言えることですが、科目によっては、1・2年生の内容がそのまま出題されることもあるのです。見方を変えれば、高校入試では1・2年生でも解ける問題が出題されるということです。
では、実際にどれぐらいの割合で出題されているのか、数学を例に、Manavo編集部が実際の入試問題を分析してみました。
また、埼玉高校受験の最重要模試といえば北辰テストですが、そこでは1・2年生の学習内容の重要性が更に増します。
北辰テストは、基本的に公立高校入試の構成や傾向に即して作成されていますが、年間を通して複数回にわたり受験することになるため、回によっては3年生の学習が完了していない時点で受験することになります。そうした回では、1・2年生の単元も含めて問題が構成されるため、受験生だからといって1・2年生の学習が疎かになっていると、当然ながら良い結果は得られません。
「受験生=3年生」というイメージは、埼玉の高校入試では全くの誤解。受験勉強は1年生の時点でもう始まっているのです。