今年のテスト範囲は超広範囲!?早めに習慣化しておきたい3つのこと

3月から始まった休校処置も、2か月を超え、かつてない長引く休みに学業面の不安も高まる一方です。

特に中学生の場合、休校長期化に伴いさらに覚悟すべきなのが、例年5月末に行われる中間テストが廃止され、1学期の定期テストが期末テストに一本化されるという事態です。

そしてもしそうなった時に懸念すべきなのが、下記2点です。

① テスト範囲の広範囲化
② 広範囲化に伴い得点しにくくなり、1学期の評定が悪化

テストが一発勝負になれば、中間で失敗しても期末で取り返すという考え方もできなくなりますし、特に3年生は1学期の評定次第で、私立高校の推薦獲得に何らかの支障が生じる可能性も否めません。

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こういった状況を想定すればこそ、休校期間中だからと家でダラダラゴロゴロしている者と、今やれることを手堅く地道にやった者の格差が非常に大きくなります。

いざテストの時を迎えて悲劇的な事態にならないよう、今の内に習慣化しておくべきポイントを確認し、すかさず実行に移すことを心がけてください。

①予習・復習習慣

仮に5月から学校が再開されるとしても、従来より約1か月、年度が短くなります(夏休み等が短縮される可能性もありますが)。そうなると、必然的に授業数が少なくなり、一方で教科書の範囲が狭くなるわけではないことから、授業ペースを上げざるを得なくなってきます。

そこで大事になってくるのが予習・復習の習慣です。

ハイペースで進められる学校の授業が、単なる時間の浪費にならないようにするには、特に予習の重要性は高くなってきます。まずは教科書に目を通すレベルでも良いので、どういった内容に取り組むことになるのか、今の内に確認しておくようにしましょう。また、英語は単語を調べておくといったひと手間をかけるようにしておくと、よりスムーズです。

予習と復習、どっちが大事

②ワークを並行して進める

ほとんどの方にとって、テスト範囲が発表されてから慌てて取り組むことになりがちなワーク。

しかし今年に関しては、上記の通り中間テストの中止なども想定しなければならず、そうなると、テスト範囲が広範囲に渡り、伴ってワークもやるべき範囲が非常に広くなる可能性があります。

ただでさえ、1週間のテスト期間ではギリギリになりがちなワーク類は、これまでのように単なる提出物という考え方で取り組むのではなく、復習の為のツールという位置づけで、より積極的に活用するようにしましょう。

上記①の内容に関連して復習という観点からも、テスト範囲や提出範囲が発表される頃にはほぼ終わっている状況を作るぐらいのつもりで、少しずつ着手するようにしましょう。

③地味なことを毎日少しずつ

計算を用いない数学の問題はありません。
英単語の用いられない英語の問題はありません。
漢字を用いない国語の問題もありません。
つまり、計算、英単語、漢字の3つは、何をするにも不可避な基礎中の基礎と言えるのです。

そして同時に、この3つは教科書やワークの配布されていない現時点でも練習可能な要素でもあります。毎日それぞれ10分といったペースでも良いので、勉強脳をなまらせない為にも、今日から今すぐ取り組むことを日課に取り入れるよう心掛けてください。

また、どういう風に?といった疑問への回答としては、ドリル類を活用するのも一つの案です。市販されている中から、自分なりに良いという感じる基準でOKですので、何か1冊、学校が再開されるまでに取り組み始めてください。