量も難度も環境も大きく変化
小学校から中学校に上がると、勉強の内容と質が大きく変わります。
例えば、算数は数学へと名を改めますが、単に名称が変わるだけでなく、その中身もいきなりマイナス符号や文字式、方程式が登場し、難易度が格段に向上します。
もちろん、数学に限らず授業時間が拡大するのに伴い、学習内容そのものが増加しますし、小学校の時は学習してからそれほど間をおかずに実施されていたテストも、定期テストとして年に5回、その間に学習した事項をまとめて出題されることになるので、日頃のコツコツ度が強く問われるようになります。
また、校内順位も明らかになり、自分のポジションが明確になると、それをモチベーションに変えて頑張れる子と、逆に負けグセがついて諦めてしまう子の二極化が進む傾向もあります。
さらには部活動が始まると、物理的に時間の制約も増えますし、体力的にも余裕がなくなり、いくらでも言い訳のできる状況が出来上がっていきます。
そういった点を踏まえると、いかに計画的で、継続性のある学習習慣を早期に身につけていけるかが重要になってくるわけですが、まだ小学校を出たばかりの内に、それを自発的に実践できる子がどれほどいるでしょうか?
新中学1年の内は親も一体となって参加を!
最近ではリビング学習といって、親の目の行き届くところで勉強に励むという形式も増えていますが、それも一つの手段です(もちろんお子様の性質によっては逆効果の場合もあります)。要は、親が子供が今何を勉強していて、どんな課題を抱えているのかを理解しておくことが重要なのです。
あるいは、学習内容も難しくなるし、反抗期で親の言うことはまず聞かないという場合には、塾など外部の力を有効活用することも一つの手段です。
最近ではWEB上に学習の進捗を共有してくれたり、マメに学習内容をメールで報告してくれる塾も増えています。また、そういったノウハウを公開しているWEBサイトもあります。
まずはそういったところで情報収集に励み、親子の在り方のバージョンアップを図ってみるのも大切な一歩です。
- テスト期間(外部試験を含む)
- テスト範囲
- 提出物と期限
テスト期間だからといって、必ずしも勉強に集中できる期間とは限りません。英検や漢検、あるいは模試も含め、スケジュールを把握し、周到に準備を進めるよう促しましょう。
定期テストの約2週間前に学校から配布されます。テスト期間に突入してから慌てることがないよう、事前に範囲を確認し、前もって余裕のある計画を立てましょう。
特に定期テストに際して、ワークやノート等の提出を課される科目があります。この提出物をきちんと期日に提出しておかないと、内申点を大きく減点されるので要注意です。