雑学実験室vol.1 「消せるボールペン」の謎に迫る

一度書くと消えない。そんなボールペンの常識を打ち破る“消せるボールペン”が登場して実はもう10年以上。日常にもすっかり溶け込んでいますが、「なぜ消えるの?」という疑問は誰もが抱いたことがあるはず。そこで今回は、Manavo編集部がその仕組みを実験を交えて解明していきます。

こだにゃん

今回担当してくれるのは白石先生だニャン♪

はじめまして。Perfect Humanにあこがれているシライシです。

シライシ

こだニャン

・・・。
ところで、消えるボールペンがどうして消えるか知ってるかニャン?
もちろん!こすると消えるんだよね!!

シライシ

こだニャン

では質問だニャン。ということは、手でこすっても消えるニャン?
ズバリ!消えるでしょう!あれ?あれれ??消えない・・・なぜだ!?

シライシ

こだニャン

残念だニャン。実はこすることが消えるポイントじゃないニャン。
Perfect Humanへの道は長く険しい・・・。こだにゃん、秘密を教えて!!

シライシ

こだニャン

OKだニャン!次のページで実験だニャン!!

実験開始:温めたり冷やしたりしてみよう!

こだニャン

まずは、消せるボールペンで書いた字に、ドライヤーの熱を当ててみるニャン


おお!僕がこすっても消えなかった文字がドライヤーで消えていく!?

シライシ

こだニャン

そうニャン。消せるボールペンの文字は、60℃以上に熱することで消えるのだニャン
なるほど!こすることじゃなくて、熱がポイントだったのか!

シライシ


こだニャン

実は消えた文字を復活させる方法があるニャンけど・・・知りたいかニャン?
文字が復活するだと!?熱すると消えたということは、もしかして冷やすと・・・とか言わないだろうね?

シライシ

こだニャン

さすが勘がするどいニャン。試しに消えた文字の上にドライアイスを置いてみるニャン
うおーーー!?消えたはずの文字がよみがえった!!ど、どうして???

シライシ

こだニャン

実は、このボールペンには特別なインクが使われていて、文字は消えたんじゃなくて、熱せられて透明になっただけニャン。
マイナス20℃まで冷やすと、透明だったインクが元の色に戻るニャン