中学生活を迎えるに当たっての大きなトピックスの一つが、部活動でしょう。
保護者世代にとっても、中学生活の思い出と聞けば、部活動に関するものを思い起こすという方も多いのではないでしょうか。
学業と並ぶ中学生活の大きな柱とも言うべき部活動ですが、単なる思い出作りの場ではなく、実は受験にも大きく影響してくる側面があるのです。
部活動で受験の行方が変わる!?
まずはManavoでも度々ご紹介している調査書点です。

その大部分が通知表を得点化した内申点で構成されることには触れてきましたが、+αの加点要素として部活動での実績が加味されるのです。
その内容も、例えば県大会で上位に進出したといった分かりやすい実績はもちろんのこと、部長などの役割貢献度や、あるいは3年間頑張り続けたかどうかを評価してくれる場合もあります。どんなことでもそうですが、続けることに価値があることの象徴的事例と言えるでしょう。
そのためには、まずは好きであること、興味を持てることといった、気持ちに素直な部活動選びを心がけてください。
部活動で養われる根性論も、案外バカにできない
他にも、部活動の教育的狙いとしての心身の鍛錬、人格の形成といった面も、特に受験シーズンを迎えた際に間接的に影響してきます。
例えば強豪と言われるような部で活動していた子は、気力も体力も優れているので勝負どころで頑張れるといった傾向も、決して無視できない要素の一つです。
実際に、顕著な実績を挙げていた強豪の文化系部活動に所属していたある生徒さんは、その活動が秋まで続いて勉強時間の確保にも苦労していたにも関わらず、定期テストや模試で目覚ましい成果を出し続け、無事に難関の第1志望校に進学を果たしたということもありました。
いずれにしても、うまく勉強と両立して、充実した中学生活を実現していきましょう。