新年度を迎えると同時に、塾通いや転塾を検討される方も多いことでしょう。
一方で、大切なお子様の未来がかかることだけに、どの塾を選べば良いのかは悩みどころです。
知名度やブランドを信じるなのか、立地か、はたまた実際に体験した感覚か・・・。肌感覚に依存しがちなだけに、塾選びの軸はしっかりと考えておきたいものです。
講師力
講師との相性は絶対チェック!
では、何を基準にすれば良いのでしょうか。結論としては、体験するしかありません。そこでどんな感想を持つか。「楽しい」「なんかこの先生好き」「わかりやすい!」であれば文句なしです。
逆に「学校と同じ」「なんか好きじゃない」といった感想であれば、その先生を、その科目を、その塾を好きになることは難しいでしょうし、そういった心理で頑張ることや結果を出すことはもっと難しいでしょう。
人と人との関係性は理屈ではなく感性に依存するところが大きいからこそ、体験授業で何をどう感じたかは軽視しないようにしてください。
立地・環境
通塾しやすさは安全面以外でも重要
塾選びの際には「自習室の有無や利用時間」「通いやすさ」を必ず確認するようにしましょう。通いやすい立地、そして集中できる環境があれば、通塾することに対する心理的な障壁も軽減できます。
また、特に女子生徒の場合は、夜遅くなった時の安全面や、送迎の負担も考慮しなければならず、そういった観点からも立地は無視できない要素です。
実績
されど蓄積された経験値は大きい!
特に集団指導塾を検討している場合には、教室数や生徒数など母数が大きくなれば実績も大きく見えるのは必然ですし、単なる数字の大小で測りかねる点は前提として押さえておきましょう。
一方で、実績が経験値として活きてくることも事実ですし、無視はできない要素。特に集団指導の場合はクラス、担当講師の実績はチェックしておきたい点です。
なお、個別指導塾の場合は、集団塾に比べて生徒数の母数が少ない傾向にありますので、単純な合格数の多寡ではなく、むしろ多様な進路に送り出してきた“幅広さ”を確認し、お子様の学習課題や志望校選びに柔軟に対応できるかを見極めましょう。
サービス・価値観
+αの付加価値や感性が一致するかにも注意!
そこで、例えば授業以外の補習や自習サポート体制の有無、塾の登下校時の連絡、面談をはじめとしたコミュニケーション機会、等々、お子様のためにどこまで真摯に向き合ってくれるかどうかの付加価値についても、しっかり確認するようにしましょう。
また、目標に向けて一丸になり進んでいくためには、信頼に値する人間性や価値観を同じくする部分がないと、付き合っていくことはできません。塾としての理念、教室としての校風、さらには教室責任者の性格や価値観をどう感じるか。そういった心の声にもしっかりと耳を傾けてください。