学年末テスト、危機回避のツボ

今月下旬に各校実施予定の学年末テスト。

単に年に5回ある定期テストの内の1回という以上に、“今回のテストを持って学年評定が決まる”という重みのあるテストです。

1学期や2学期で結果を残せた方は最後まで走り抜けられるよう、逆に後悔しかないという方はリベンジの思いを持って、来るべき時=受験に備えて今できる最高の備えをしたいものです。

そこで、学年末テストでやってしまいがちな失敗例をもとに、対策のポイントを確認していきましょう。

2学期期末以降の範囲しか勉強していない!?

「学年末は2学期期末以降の範囲から」という偏見には注意です。事実、学年や科目によって異なるものの、1年の総まとめとして既習事項を総合的に問うケースは少なくありません。

特に2学期の範囲は、英数を中心に難易度の高い分野が多く、当時の定期テストで苦戦した苦い記憶を持つ方は多いことでしょう。

十分な準備をしておかないと、仮に出題された時にお手上げ状態になりかねないので注意です。

学校の進捗に追いつけない!?

科目によっては、多少進捗に遅れがあったとしても、テストまでの残り期間に合わせて急激に進捗のペースを上げてくる場合があります。

特に英語や数学などは、学年が変わると教科書が変わるわけですから、当学年の内容は必ず当学年の内に履修する必要があり、毎年この時期になると急激なペースアップにまるでついていけない方も出てきます。

当然、履修した事項はテスト範囲に入ってくることが想定されますので、早めの準備をしておかないと、テスト期間に入ってからではとても間に合わなくなってしまいます。

今さら・・・とあきらめてしまう!?

かつて、1年生の夏休み前に、Manavoを運営する個別指導「こだわり」塾に入塾してこられたある生徒さんの実話です。

その生徒さんは、1学期の英語の評定が「2」という、1年生としては致命的とも思える出遅れを喫してのご入塾でした。しかしその後、努力を重ね、着々と実力をつけ、2学期には「3」、そして3学期にはついに「5」を獲得するまでになりました。

さて、この生徒さんの学年評定はいくつになったでしょうか?

答えは「4」です。

さすがに「5」とまではいかなかったものの、1学期についた数字を思えば、素晴らしい追い込みだったと言えるでしょう。

つまり、仮に1学期や2学期の成績がイマイチだったとしても、今回の結果いかんでは十分に挽回も可能なのです。(逆も然りです)

諦めずにコツコツとやるべきことをやれる子が一番強い。勉強に限らず、モノゴトの本質は常にシンプルです。
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