待ち焦がれた冬休み!ところが、受験生にとってはそれどころではない勝負どころです。
特にほぼ合否の明らかになっている私立推薦組と異なり、公立校受験生は約2ヵ月後に迫る本試験に向けて、集中的に学習時間を確保できる最後のチャンスです。
そこで、各科目ごとの傾向と、それを受けてどういった対策に注力すべきなのか傾向と対策のポイントをご紹介します。
短い冬休みの間にも、確かな成果を得るための一助としてください!
傾向と対策
- 大問2の語句補充は中1レベルから必出。確実に得点できるよう日常から“書く”練習を心がけよう!
- 大問3の長文は比較的易しい。文法系の出題が多いので、基本文法は怠りなくチェック!
- 大問4の長文が合否の分かれ目。整序や記述など、文の構造を正しく捉える練習を!
- 大問5の自由英作文は減点ポイントをいかに回避していくか。手堅くテンプレ化しよう!
学習のポイント
- 必出の記述対策として、“主語+動詞”の形を省略せずに書く練習を!
- 単語は1年1学期4月の内容からしっかり書いて覚える!
傾向と対策
- 大問1で50点+大問2の頻出系対策で偏差値60相当まで迫れる!基礎を徹底対策!
- 正答率“中”レベルの大問2「作図」、大問3&4の(1)が中堅上位校突破の分岐点に!
学習のポイント
- 資料系は例年低正答率。前提知識さえあれば解ける問題は絶対に押さえておく!
- 関数の変域はミスが頻発傾向。手を動かしてアプローチする習慣を備えておくように!
傾向と対策
- 大問2~4の資料がそれぞれ約1.5倍に!実験自体の複雑化に加え、考察に関わる実験資料が増加している。大問4では自分で実験を考える問題=仮説を立てて検証する問題も出ており、これは全国的な傾向でもあり、今後も要注意!
- 大問2と4においては“会話文形式”の出題もされている。話の流れをしっかり読み取る国語的素養も必須。
学習のポイント
- 出題単元はある程度傾向が顕著。“出る”単元から集中対策!
- 実験系は知識のインプットに加え、仕組みや働きの理解、そして説明記述する練習を重ねていく必要あり。安易な一問一答形式の勉強だけでなく、資料系の問題演習を重ねる必要性を認識しておこう!
出題回数 /過去5年 |
単元 | 備考 |
---|---|---|
4回 | 水溶液とイオン | 化学反応式やイオン式は毎年出題傾向 |
生命を維持するはたらき | 近年は遺伝分野から頻出傾向 | |
太陽系と惑星 | 天体の見える位置は頻出。 | |
3回 | 光と音 | レンズを通した屈折作図は定番 |
電流と磁界 | 公式に加え定理類もインプット! | |
2回 | 仕事とエネルギー | 基本公式は必ずマスター! |
密度・濃度・質量% | 割合計算は数学でも必出! | |
酸化と還元 | 定番実験は覚えておこう! | |
地震 | 新指導要領における強化分野。要注意 |
傾向と対策
- 10問前後出題される用語記述問題は得点源。一問一答式に覚えて済む問題は着実に得点しよう!
- 「資料の読み取り」が高得点のポイント。記述問題が絡んでくるケースも多いので、要練習!
- 新傾向問題が出題される可能性も踏まえ、他県や私立の過去問にもチャレンジしておこう!
- 全国的にも時事に関する知見の有無がモノを言う傾向が強まっている。ニュースや新聞は要チェック!
学習のポイント
- 記述問題は意外と基本知識を問うものも多い。最近は資料の中に解答のヒントが含まれていることも多いので、特に上位校志望者は要対策!
- 特に地理における地形図・雨温図・グラフ・統計資料を用いた問題は頻出傾向。
- 埼玉では地理や公民分野で計算を用いる問題も必出のため、惜しい失点を回避するためにも慎重なアプローチを心がけるように!
傾向と対策
- リスニングの読み上げ速度は約150words/min(英検2級レベル!)速さへの慣れだけでなく、発音を押さえられているかや、英問を読む力の養成もmust!
- 差がつくのは「語順整序」「英作文」などの記述式。特に文構造の理解力を問われるケースが多いので、日常から全文を書く練習を怠りなく!
学習のポイント
- 品詞の扱いや文構造など、日頃から文法的に考えてアプローチを!
- 特に不定詞、動名詞、現在完了、関係代名詞、後置修飾は狙われやすい。要対策!
傾向と対策
- 平均点が50点台に乗り、徐々に対策が立ちつつある。一方で高難度問題と低~中難度問題のギャップが非常に大きく、差が付きにくい傾向は変わり無し。特に計算系でのケアレスは命取りに!
- 大問1・2中心に、約半数を占める学力検査問題との共通問題は確実に得点を!
- 「立体図形」が大問化。もはや定番化しているため、対策必須!
学習のポイント
- 独立小問や関数、図形分野は難易度の見極めがポイントに!取捨選択も重要な戦略!
- ここ数年大問構成に変化有も、変わらず毎年出題されている関数対策は必須