高学歴者に聞きました。「塾通い、“いつから”がベスト?」

いつから塾に通い始めれば良いのか・・・唯一絶対の解こそなくとも、実際に成果を挙げた方々の意見は気になりますよね。

そこで、超難関大生限定の家庭教師サービスを提供するスマートレーダーにも協力頂き、アンケートを実施した結果、大きく2つの意見に分かれました。

一つ目は、部活動をはじめスポーツや習い事にも全力投球すべきという意見で、受験勉強は引退後からでも間に合うというものです。

二つ目は、準備は早ければ早いほど良いという意見で、受験時ほど高頻度でなくとも、一定の学習機会を確保するにはやはり通塾している方が確実というものです。

CASE1 中3で部活が終わってから通塾開始。でも、準備は早い方が良い
部活に専念していたので、塾に通い始めたのは中3の夏からです。
ただ、毎日の予習復習など、コツコツと勉強するようにはしていました。
勉強は毎日計画的に取り組むことが大事だと思います。それさえできていれば、夏以降の塾通いでも、量が確保できるのに伴って質も格段に上がってくるからです。
でも、それができていないなら、勉強習慣作りのためにも塾は早めに通った方が良いと思います。

どちらが良いと断定できるものではないものの、いずれにも前提となる条件はあります。

まず、前者の「部活動などが一区切りついてから」という意見には、それでも最低限、日々コツコツと計画的に学習を重ねておくという条件がつきます。

例えば英単語を毎日練習する習慣、計算練習を重ねる習慣、他にも宿題をちゃんとやることはもちろん、授業をちゃんと聞いて予習復習を怠らない習慣等々。

やはり完全にゼロベースの状態で受験シーズンを迎え、部活動が終わってから始動しても“時すでに遅し”という事態になりかねません。助走とも言うべき備えは積み重ねておきましょうということです。

CASE2 環境づくりが大切。塾も勉強する環境づくりには効果大!
小6の冬から通っていました。中1の時には志望校のイメージも持っていましたし、今思うと早め早めの準備のおかげで成績も伸びたと思います。
それに、勉強することが当たり前というか、抵抗の無い環境を作れば自ずと習慣化されていくものだと思います。
塾もその一つだと思います。

後者の「早ければ早いほど良い」という意見にも、同様に条件がつきます。

塾に通っているからといって簡単に成績が上がるものでもないだけに、塾に通っているからと安心するのではなく、きちんとやるべきことはやる習慣が不可欠です。また、受験生になった時にきちんとギアが上がるよう、出来れば基礎基本をしっかり固めることを優先してくれる塾を選びましょう。

何が正解というわけではないものの、共通して言えることは、最低限の蓄積はやっておかないと、受験勉強は受験生になってから始めたのでは手遅れになりかねないということです。

塾に依存するのではなく、いかに日々の学習習慣を確立するのかこそ、塾通いの時期を検討する上での重要な観点なのです。

CASE3 学習習慣に加え、各種の情報力という点でも塾の存在は大きい
塾には通ったことがありませんでした。なので進級・進学に伴ってどんどん怠惰になり、いざという時に本当に苦労しました。
それに、勉強の必要性ややり方をはじめ、塾に通っていた子達との情報格差もすごく感じていましたし、不安でした。
やはり通っていないよりは通っている方が、遅くからよりも早くから通った方が良いと思います。