高校分析 〜県内&都内近隣私立高校編〜

川口から通える高校の数は非常に多く、受験校を決めるのにも一苦労です。名前は聞いたことあるけど、特徴がわからない、レベルがわからない、どこにあるのかがわからないといったケースも、少なくないのが実情です。

そこで今回は元郷エリアから進学する人の多い、埼玉県内+都内近隣の私立高校をピックアップして、偏差値、通学時間を軸にマッピング・分析してみました。受験生に限らず、志望校選びの参考にしてみてください。

注意事項
  • 男子校は青字、女子校は赤字、共学校は黒字で表示しています。
  • 横軸は元郷エリアからの通学時間の目安を表しています。左に行くほど通学時間が長く、右に行くほど通学時間が短くなります。
  • 縦軸は偏差値目安を表しています。偏差値は確約基準の値を参考にしていますが、確約制度のない高校については合格者の50%ラインの値を参考にしています。複数のコースがある高校については、各コースの偏差値の平均を参考値としています。
  • 上記2点に関してはあくまで目安ですので、詳細は各校HP等をご参照ください。

考察1:県内上位校は比較的遠方に集中

偏差値60台後半以上の上位難関校は川口近隣には少なく、一定以上の時間をかけて通学する必要が出てきます。歩いてすぐ通えていた中学校とは違い、毎日の往復2時間、それが3年ともなると当然大きな負担になってくるため、通学難易度は一つの大きな判断基準になってくるでしょう。進学実績や部活動等、自身が考えるその高校の価値と天秤にかけしっかりと判断しておかないと、高校生になってから後悔…ということになりかねません。

とはいえ、元郷エリアから埼玉県の高校に通学する際の利点は、“下り方面”になりやすく電車のラッシュに巻き込まれづらいという点です。該当校に限った話ではありませんが、進学する高校を選ぶ際には画面上のデータのみで判断することなく、実際に足を運んでみることが重要です。またその際、実際に通学する時刻に家を出てみるとよりイメージしやすくなるでしょう。

考察2:近隣には中堅上位校が充実

一方で元郷エリアから通いやすい範囲には偏差値50〜60前半の高校が多く、その点では選択肢が充実しているといえます。これらの高校は偏差値の幅があるコースを複数設けていることが多く、特に最上位コースに関しては各校高い入学基準を設け、進学指導に力を入れてきているのが特徴です。親世代のもつ学校のイメージや特定のコースの(あるいはネット上の)偏差値を当てにすると誤った判断をする可能性もありますので、注意が必要です。

また進学実績は、複数あるコースの中でも最上位コースの生徒さんがメインとなって挙げているケースも多く、上位校の下位コースを選ぶのか、はたまた下位校の上位コースを選ぶのか、慎重な見極めが重要になってきます。

考察3:高校の数は山ほど

本MAPでは元郷エリアから進学する人が多い高校をピックアップしましたが、埼玉県には私立高校だけでも50校程度の高校があり、東京都の高校、あるいは公立高校も含めれば膨大な選択肢が存在しています。その中から自分の進学する1校を選ぶというのは、当然大変な選択になってきます。

今回は偏差値と通学難易度を軸にマッピングしてみましたが、後悔のない選択をするためには、自身の価値観、判断軸を元に選ぶ必要があるでしょう。

夏を乗り越えた受験生に考えて欲しい、志望校選びの軸